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SMBC日興證券による3商社株の最新見通し(目標株価)
伊藤忠 5,810→6,620円
三菱商事 8,000→7,760円
三井物産 5,830→6,090円
いずれも「1:強気」継続ながら、伊藤忠は大幅に上方修正したのに対し、三菱商事は若干の下方修正。前回予想に比べて、各社見通しの差額が縮小した形となった。
なお、同社の「1:強気」の定義は次の通り⇒「同社のアナリストが予想する担当業種のカバレッジ・ユニバースの投資リターンが、市場平均を上回ると判断する場合。(対象期間は今後6~12ヶ月)」
上記の見通しの根拠の1つとなる想定為替レートについて
3商社の下半期の業績前提為替レートは、いずれも上半期の設定から円安に変更している。
以下、変更前 ⇒ 変更後(カッコ内は、1円/ドルの差異による損益変動の想定)
三菱商事: 130円 ⇒ 140円 (50億円)
三井物産: 142円 ⇒ 145円 (39億円)
伊藤忠商事: 130円 ⇒ 140円 (15億円)
直近の円急騰でつけた143円を下半期の平均と仮定すると、3社の今期業績への反映は
三菱商事: (143-140)× 50 = +150億円
三井物産 : (143-145)× 39 = ー 78億円
伊藤忠商事:(143-140)x 15 = + 45億円
株主としては、再び145円を超える円安に転じて、年度末までキープできれば良いのですが。
(ちなみに、バンクオブアメリカの見解では「1~3月期に155円/ドルの可能性」を今も堅持している模様)
次に、資源価格の動向について
鉄鋼原料価格が3期ぶり上昇。各商社の業績にプラス要因となる。
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2023年12月4日 Web版産業新聞
主原料価格3期ぶり上昇 1―3月、鉄鉱石10% 10―12月原料炭36%
高炉大手が調達する主原料の四半期価格が3期ぶりに上がる。業界関係者によると、来年1―3月の鉄鉱石は10―12月比10%上がる。10―12月の原料炭は7―9月比36%上がる。中国、インドの堅調な需要を背景に足元のスポット相場は鉄鉱石、原料炭とも値上がりしており、当面高止まりする可能性がある。
ついでながら、三菱UFJモルスタはINPEXの目標株価を2600円から2900円に引き上げた(凄いね、現値+1000円よ)