久しぶりに覗いたら、銀行株をすでに売ってしまった方がいるようなので・・・
お節介とは思いましたが、いろいろとこの掲示板にはお世話になったので、一言お話しておきます。
結論を先に言いますと銀行株、特にメガバンク株は保有している株式の一部でも長期で塩漬けする事をお勧めします。
理由は以下の通りです。
確かに銀行はイールドカープがスティープ化する事で利益が増えますが、それ以上に経済がインフレ化する事で資金需要が増え、それにより利益が激増するからです。
今は長短金利格差の拡大が買い材料として買われていますが、それに加えてインフレの影響による資金需要の増加も増益に寄与します。
これからジワジワと物価やサービス、人件費の額が増えるとどうなるでしょうか?
それは事業活動で必要な資金の額を結果的に押し上げる事になります。
3%の物価上昇となれば、財を購入するために必要な資金の量は3%増加します。3年ならおよそ10%程度、必要な資金の量が増えます。
つまり借入等により調達しなければならない資金の量が増加します。これは結果的に銀行の融資額の増加となり預貸率の上昇につながります。
預貸率の上昇はイコール銀行の利ザヤの拡大に直結します。
これで銀行が浮上しない訳がありません。無論、好景気が続き、信用創造が活発に行われるような状況では市場に資金が溢れますが、当面、そのような事は想定できません。
理由は地銀等のゼロゼロ融資の処理がどうなるか見えておらず、問題の解決・正常化にはまだ数年程度の期間が必要とみられるからです。
つまり、まだまだ、メガバンク株は買い持続というのが私の持論です。
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