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まだまだカブは抜けません。(全体相場・個別銘柄。売買双方OK) / 25441

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昨日の日銀政策決定会合を巡るゴタゴタを先物のチャートを見ながら振り返ります。

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まずは未明の2時ころに日経が「YCC修正へ」とリーク記事を発信。
これでドスンと1%ほど短時間で下落した後も場が開くまでダラダラと下がり、前場オープンから昼間では様子見のような動き。

そして「YCC修正」が発表されると、急激な上げから下げ、そして総裁の会見まで値を戻したところでまた夜まで様子見。
そこから米国市場のオープン前辺りから値を上げ始めて、結局日経のリーク記事が発表されたところまで値を戻しました

10年債利回りは会見終了後から0.57%近辺で横ばいでした。

........と眺めてみると、株価はほとんど動かず、債券もわずかに利回りが上昇したのみで、YCCが金利を押さえ込む力は以前ほど強くない印象がありました。
恐らく「YCC解除」となっても、一時的に利回りが今回の修正より上昇することがあったでしょうが、0.6%内外に収まったのではないかと個人的には思っています。

さて、実はここ1年、日銀のマネタリーベースはほぼ横ばいでした
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元々、当初の「黒田バズーカ」は国債の買い入れ量を目標に行ってきたのが、財政政策がシブチンだったために買い入れる国債が市場から枯渇してしまい、長期国債利回りがマイナスとなったために導入された苦肉の策でした(と僕は今でも思っています)。
現在はYCCの維持を目標としたら買い入れ額が横ばいになってしまうという逆転現象が起きており、そろそろ当初の枠組み通り「量的緩和」の本義に戻って「量」を目標にできる環境が整ってきたのではないでしょうか。

というわけで、YCCが終了しても日本株にはさほどマイナスではなく、むしろマネタリーベースの増加はポジティブなことだと考える次第です。

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