FOMCは予想通りの0.25%上げで、次回は利上げ停止で打ち止めとなりそう。
ただ、インフレが鎮静しなければさらなる利上げの可能性も示唆。
というわけで、株価は大きく反応せず
・銀行セクターの状況は3月上旬以降、全体として改善してきた
・金融システムは健全で打たれ強い(sound and resilient)
・銀行セクターの状況を引き続き注視
・こうした事態が再来しないよう取り組む
・物価の安定がなければ、経済は誰のためにも機能しない(従来発言を踏襲)
・きょう0.25%利上げ。昨年初めから累計5%利上げした
・労働需給はよりよいバランスに戻る兆しがある。賃金の伸びはやや鈍化
・インフレ率は昨年半ば以降、少し穏やかになってきた。しかし、インフレ圧力は依然高く、2%に戻すには長い道のりがある
・3月に銀行セクターで生じたひずみが、信用状況のひっ迫を招いている。この悪化は経済活動、雇用、インフレに重くのしかかる
・今後の政策はこの出来事がどう展開するか次第だ
・どの程度の追加の政策引き締めが適切か決める際、FOMCは金融引き締めの程度、インフレ率、経済・金融情勢を考慮する(=「利上げ打ち止め」の可能性を示唆。声明の文言)
・会合ごとにその決定をおこなう(=事前に決め打ちしない)
・より強い引き締めが正当化される場合は、さらなる利上げを実施することもある
先物市場は「年後半に利下げ開始」という織り込みでほぼ変わらず
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凍結されています。
質疑応答では
「経済は全体として、穏やかな景気後退(mild recession)を予想している。失業率の上昇は近年の景気後退より小さくなる」
との回答があったようです。
「マイルドリセッションを織り込んでよね」というメッセージなのでしょう。
この辺で落ち着いてくれれば良いなというのはFRBの願望でもあるのかな、と。
相互フォローの方が3月にツイートした「不安定な金融機関で打線組んだった」の内、既に2行が破綻し、新たな破綻懸念銀行も出始めていることからデスノート化していると話題にw