FXニュース:2023年03月16日(木)22時53分(フィスコ)
【市場反応】ECB、計画通り50BP利上げ決定、今後はデータ次第でユーロ伸び悩む
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[欧米市場の為替相場動向]
欧州中央銀行(ECB) は定例理事会で主要政策金利を0.50ポイント引き上げ3.50%に決定した。クレディ・スイスを巡る混乱で25ベーシスポイント利上げ減速予想が浮上していたため、一部ではサプライズとなった。声明では、インフレが「依然、高すぎで過剰に長期化する」と予想しており、追加利上げの可能性を示唆したものの、「不透明性でデータ次第のアプローチが必要」と、具体的な政策姿勢は示さなかった。ただ、23年、24年のインフレ予想を引き下げた。
ユーロはまちまち。ユーロ・ドルは1.0620ドルまで強含んだのち、1.0551ドルまで反落も底堅く推移。ユーロ・円は140円80銭から139円13銭まで下落した。
【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB)
・主要政策金利を0.50ポイント引き上げ3.50%に決定
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.50ポイント引き上げ3.00%に決定
・限界貸出金利(上限)を0.50ポイント引き上げ3.75%に決定
「インフレは依然、高すぎで過剰に長期化すると予想」
「物価安定や金融安定を巡り対応の用意がある」
「PEPPの再投資は24年末まで継続」
「ECB、不透明性でデータ次第のアプローチが必要」
「ユーロ圏の金融セクターは柔軟性がある」
「市場の緊張を綿密に関し、必要とあれば対応の用意」