総合商社6社2Q決算を受けて日本経済新聞のコメント
(今週末に会社四季報2023年新春号が発売)
三菱商事
【最終益1兆円超え】資源価格の高騰や円安の追い風があるほか、コスト削減などで1台あたりの採算改善が進んだ自動車、発電資産の持ち分売却なども寄与した電力事業などがけん引。最終益は商社初の1兆円超えで過去最高を更新する
【株主還元拡充】年配は前期比5円増の155円で従来予想から5円引き上げる。自社株買いも実施し、700億円分で2200万株を上限に買い付ける
三井物産
【最高益】原油・天然ガス・石炭など資源価格が前期に続き高値圏で推移、鉄鉱石価格の下落は想定より小さい。米国の自動車リースや東南アの病院経営など非資源分野も堅調。円安が大幅に利益を押し上げるほか豪石炭合弁株の売却益も寄与。減益予想から一転、最高益に修正。
【株主還元】年間配当は前期比25円増の130円と従来予想から10円引き上げ。23年2月末まで過去最大となる1400億円の自己株式を取得。通期の自社株買い総額も過去最大の2400億円に。
伊藤忠商事
【上方修正】エネルギー価格の高騰で石炭事業のほか、資源のトレーディング事業などが堅調。北米の住宅建材事業などの非資源分野もけん引し、通期業績を上方修正。前期に売却益など大きな一過性利益を計上した反動で純利益は微減。過去2番目の水準に
【株主還元拡充】円安などの影響で最終益は期初見通しから1000億円上積みする。年配は期初から10円増の140円に。350億円分の自社株買いも実施。
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