コンビニ3社の11月実績&某ウォッチャー氏のコメント
ファミマの連勝は10月にタバコ特需で途切れたが11月は再逆転している。
コロナ前の日商を既に上回る推移に。
客数はセブン(100.5%)、ローソン(99.8%)、ファミマ(102.3%)と、ファミマ以外伸び悩み。
トータルとして先月逆転した日商(日販)の伸び率差はまたファミマが逆転。
先月はタバコの値上げ前駆け込み需要の一過性要因が原因か?
コンビニ3社11月期月次営業実績
ファミマ 日商 前年比 107.1%(前月105.1%)
セブン 日販 前年比 106.2%(前月108.0%)
ローソン 日販 前年比 105.0%(前月105.7%)
11月のファミマの総括
・当月の既存店日商が前年同月比107.1%と今期最高の伸長率を達成し、2019年度同月対比においても先月に続き、2か月連続で100%を超えた。
客数102.9%、客単価104.1%とも好調を持続しており、これまで進めてきた各種施策や商品開発が好結果に結びついている。
・当月に行った揚げ物・惣菜を2個買うと「ファミから」1個をプレゼントする「ブラックフライデー」キャンペーン等、「たのしいおトク」感の訴求に加え、価格以上の価値を提供することで、商品値上げの社会情勢のなかでも、高いご評価をいただき着実な結果に繋げた。
・中食売上も、人気アニメとのコラボ企画や、栗や中華をテーマにしたカテゴリー横断型の企画等が奏功し、20ヶ月連続で前年を上回り好調さをキープし、全体の売上をけん引した。
・独自性のあるSDGsの取り組みとして新たに開始した、温室効果ガス(CO2排出量)削減に繋がるバッテリー交換式EVトラックの配送実証と、こども達へのSDGs教育に貢献するスポーツ「フラッグフットボール」の普及支援は、コンビニエンスストアチェーンとして初の取り組みとなる。
そのほか職場におけるLGBTQの評価指標「PRIDE指標」で、3年連続最 高評価のゴールドを受賞し、対外的にも高い評価をいただいた。
【カウンターFF】
「ファミマのブラックフライデー」キャンペーンが奏功し、ファミチキやファミからを中心に揚げ物の販売が好調だった。
加えて、人気飲食チェーンとコラボした中華まんの新商品や、有名バリスタとの共同開発でリニューアルしたカウンターコーヒーの「モカブレンド」がご好評をいただき、カウンターFF全体で、前年を大きく上回る実績となった。
【ドライ飲料】
「1個買うと、1個もらえる」キャンペーンを、これまで以上に「おトク」な内容で当月に実施したことに加えて、前年に比べて好天に恵まれたことも押上要因となり、カテゴリー全体の売上が前年を大きく上回った。