米国株、ダウ反発し139ドル高 雇用回復で消費関連株に買い ナスダックも上昇(日本経済新聞)https://www.nikkei.com/article/DGXZASB7IAA05_S2A400C2000000/
【NQNニューヨーク=川内資子】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比139ドル92セント(0.4%)高の3万4818ドル27セントで終えた。朝方発表の3月の米雇用統計が労働市場の回復を示し、消費関連株の一角に買いが優勢となった。新たな四半期に入り新規資金が流入しやすいとの見方から、取引終了にかけ買いが強まる展開だった。
雇用統計で景気動向を映す非農業部門の雇用者数は前月比43万1000人増と市場予想(49万人増程度)を下回ったが、過去2カ月分は大きく上方修正された。労働参加率が上昇するなか、失業率は2月の3.8%から3.6%に低下し、市場予想(3.7%)も下回った。平均時給は前年同月比で市場予想以上に増えた。労働市場の引き締まりを示したと受け止められた。
堅調な雇用が消費を支えるとの見方から消費関連株が買われ、クレジットカードのビザが2%上昇。小売りのウォルマートやホームセンターのホーム・デポも上げた。製薬のメルクや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株の一角も買われた。取引終了にかけて上げ幅を広げる銘柄もあり、「新たな四半期を迎えて、株式市場に投資資金が流入するとの期待は強い」(ナショナル・セキュリティーズのアート・ホーガン氏)との声があった。
ダウ平均は下落する場面があった。半導体株全般が軟調に推移し、インテルは3%下落した。アナリストが注目銘柄リストから外したスマートフォンのアップルは小安い。前日に業績の先行き不透明感から大きく下げたドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは引き続き売りが優勢だった。1日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め観測の高まりを背景に2年債が10年債利回りを上回る「逆イールド(長短金利の逆転)」の状態となった。利ざや縮小の観測からJPモルガン・チェースなど金融株も売られた。
ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発し、前日比40.981ポイント(0.3%)高の1万4261.500で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズ(旧フェイスブック)やネット検索のアルファベットが上昇した。一方、クアルコムやエヌビディアなど半導体は総じて安い。
>雇用統計で景気動向を映す非農業部門の雇用者数は前月比43万1000人増と市場予想(49万人増程度)を下回ったが、過去2カ月分は大きく上方修正された。
>労働参加率が上昇するなか、失業率は2月の3.8%から3.6%に低下し、市場予想(3.7%)も下回った。平均時給は前年同月比で市場予想以上に増えた。
>労働市場の引き締まりを示したと受け止められた。
失業率が低下している上に雇用者数の増加が予想よりも結構下回っていて、平均時給は増えているもののインフレ率を上回る勢いがないことを考えると、結論は「労働力の供給が需要に追い付かず、さらなる利上げが必要」となるかと思いきや、株価が上げるんですねぇ........短期的なものとは思うんですが。
上のグラフを見ると、この四半世紀の米国経済は物価上昇率が平均時給の上昇率を上回ることがない幸せな時が続いていたんですが、ここいらから1970年代・80年代のインフレ時の再現が起きそうで。
「米国株全ベット+長期投資」が正解だった平和な時代が終わりそうだから、バフェットもキャッシュポジションをあえて増やしているのかもなぁ、と。
バフェットのポートフォリオに多大な利益をもたらしたコカ・コーラに投資し始めたのは意外に遅くて、1988年だったくらいだし。
昨日も指標出てそれなりの反応があって下がりはするのですけど引け間際で跳ね返すんですよね。
4月FOMC0.25%で済んだのでまだ次回までイケると踏んだ筋がやってるのかw。
シーズナリーで4月は高値追いするのもあってセンチメント無理やり変更中。
次回FOMCまで維持させて終了後セルインメイ突入か。