私が悪徳サブリース不動産業者が許せないのは、「人質商法」あるいは「いじめっ子商法」と言えるような汚いやり方が目につくからです。
奴らの主張の中で最も許せないものは曰く「サブリース会社が潰れたら困るのは物件オーナー」と言うものです。だから「潰れるような重い処分」がでたら「社会問題化する」という開き直った言動になります。
これはまるで詐欺師が「人質を取っている」ようなもので「弱いモノ虐め」をするいじめっ子の論法のようなものです。
しかし、良く考えてみれば、彼らは時期が来れば、家賃保証や借上げ契約を自分の都合で解約します。だから問題になっているのですから。
今は大きな問題になっており、自分達の都合で「潰れたら困る人がいる」と誤魔化しの答弁をしているに過ぎません。
結局、被害者が出る事は避けられません。銀行などから融資を引揚げられたら破綻しますから、結局は逃げるとしか思えないのに「被害者が困る」とこじつけた論法を展開しているに過ぎません。
ダメになる事は目に見えています。全銀協の会長の発言にもある通り、銀行に違法建築や手抜きを見破る事はできません。物件を作りオーナーになりたいと言う人がいても、こんな状況ではレオパレスが手掛けた物件の内容を点検しないで資金を融資するバカな銀行はありません。
オーナーになる人に融資が出にくい状況を作り出したのはレオパレス自身です。中古のレオパレス物件を売却しようにも買いたたかれるのは目に見えています。つまり全国の不動産価格が下がる要因を作り出したのもレオパレスです。
被害者救済の為に存続が許されると見る人もいるようですが、それは逆に大きな問題を作り出します。法規制や制度の整理がなされていない現状で、存続が許されれば、詐欺的な行為を今後も続ける事を社会的に認める事にもなりかねません。
更に言えばサブリース事件の被害者だけが自己責任を全く追及されずに救済される事になれば、それは自己責任で事業を始めている多数のベンチャー起業家に比べると著しく不公平です。
サブリースの連中は物件オーナーの自己責任を言いますが、自分達の自己責任については何も言わないトンデモな連中にしか見えません。