以前にも私見を書いた気がするけど、念のため再度。
『宇宙戦艦ヤマト』初期シリーズ(劇場版2作+テレビ3期まで)に、原作者はいない、と松本零士ファンのあたしは思う。(「2199」や「復活編」等は西崎義展氏が松本零士先生のデザインと基本設定をパクって剽窃した劣悪作品)
元々は、西崎プロデューサーが企画(当初は船の形さえしておらず行き先も結末も全く異なっていた)、豊田有恒さんがSF設定、松本零士先生がヤマトとキャラクターのデザイン&ネーミングなど基本設定(ワープ理論も松本先生が言い出したように記憶)、藤川桂介さんたちが脚本など細部化、製作は合議もしくは西崎Pの独断と偏見に対する松本零士先生の抗議によって進められた(例① ヤマト発進時に西崎Pは軍艦マーチを流そうとしたが、松本零士先生が「オレは辞める」と抗議したので無しになった/例② テレビ第1作や劇場版第2作で主要キャラほとんど死亡との原案に、松本零士先生が抗議してテレビ第1作では沖田艦長のみ病死、しかし劇場版第2作では西崎Pが終盤に暴走してほぼ死亡+最後は古代と雪が特攻、怒った松本零士先生はテレビ3期を以て協力を打ち切り、以後『銀河鉄道999』ほかオリジナル原作のアニメ化に動く)
なお松本零士先生とひおあきらさんの両コミカライズはアニメ化の後から行われたので付言する(つまり両コミックは原作ではない)
西崎Pのジコチューぶりの極めつけはコレ↓
> 豊田氏は著書『「宇宙戦艦ヤマト」の真実』(祥伝社)で、こう語っています。
> 「おおよその原作者である松本零士さえ、見合った収入を得ていないという。これは驚くべきことだった。西崎は、『宇宙戦艦ヤマト』が生み出した2百億とも3百億ともいわれる巨額の収入を、女に、ヨットに、バイクに、車に、すっかり蕩尽してしまったことになる」
> 時代の寵児(ちょうじ)ともてはやされた西崎プロデューサーでしたが、『ヤマト』以外のヒット作は生まれず、脱税、会社の倒産、覚醒剤使用、銃器の所持……と悪名をとどろかせることになります。刑務所からの出所後、みずから監督した『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(2009年)を公開しますが、再浮上は叶いませんでした。
> 2010年12月10日、遊泳中の船「YAMATO」から転落し、西崎プロデューサーは75歳の生涯を終えています。「YAMATO」は実写映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010年)の原作料2億円で購入したものでした。まさに『ヤマト』と運命をともにした人生でした。
> 西崎プロデューサーを、「山師(やまし)」のようだったと評する声があります。西崎プロデューサーが山師なら、子供だけでなく大人も楽しめる「アニメーション」という大鉱脈を掘り当てたことになります。ヤマトが金塊にばけ、西崎プロデューサーの人生は大きく変わり、傲慢なモンスターになっていったようです。
⇩
昭和だとしても「アウト」! 『宇宙戦艦ヤマト』西崎義展氏の不適切すぎた生涯
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7265d71f597b3029690c4ad8fa2e2664289b717
半年で打ち切りの74年『宇宙戦艦ヤマト』 強すぎた「裏番組」や「逆転劇」とは
https://magmix.jp/post/189510?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=229403_4