あたしは個人的に、全員に出番が回る「民主主義的」な野球やカーリングと異なり、出番僅少の人がいて1点ずつしか入らない球蹴り(笑)には全く興味がないのですが、それはまァそれとして。
例のウクライナ情勢について、非政治家・非軍事専門家で最も冷静かつ客観的に自論を発信し、かつ批判に反論しているのは、本田圭佑選手だと思いますね。(個人的見解)
↓
本田圭佑が“ロシア寄り”批判の声に「ロシア派でもない」「ウクライナにも友達がいる」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c40a63a55efb03b45a4864c5a9bb9d4607640593
2/24(木) 12:47配信 東スポweb (※本多選手が投稿したのはロシア軍の侵攻開始前)
> 本田は23日に「プーチン大統領の記者会見を見たけど、もうウクライナがNATOへの参加拒否するしかないなという感想。僕が知ってるロシアのリーダーってのはここからの交渉は一切通用しない」などと投稿。
> この投稿に対し賛同の声とともに「ロシア寄り」との批判の声が起こっていたが、本田は「ロシア派でもないし、ウクライナにも友達がいるわけで、読解力がない人たちのためにもう一回言うけど、僕はただウクライナが譲歩しないと戦争が起こると思うっていう話をしてます」と自身の立場を説明した。
「次元が違う、アホちゃうか」本田圭佑、ロシア侵攻問題への批判に反論「まともな議論ができる人がこれほど少ないとは」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d794c9c01069cd3ad36f238664341398878df3b
2/27(日) 15:05配信 サッカーダイジェスト
本田圭佑「軍隊を派遣したら世界大戦になる…ウクライナがNATOに入っても同じ」 再び“反論”
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2cd54ef0ac0ab66e798cccf5ee6c43e89e4ef3
2/27(日) 18:50配信 スポニチアネックス
・・・・・・・・・・・・・・・・
あと、これまたあたしは個人的に、維新という政党には実は1度も投票したことがないし、橋下徹さんが出る番組を見ることはほとんどない(偶然ならあるかもしれないが、見ようと思ったことは1度もない)のですが、下の発言に関する限りは賛同しますね。
↓
「本当に腹が立つ。プーチンの要求を突っぱねるんだったら、前面に出て戦わないと」橋下氏、ロシアのウクライナ侵攻めぐるNATO、EU諸国の対応に怒り
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e1e59bc9edf821796d7dc45ea2fc8d651270e03
2/27(日) 13:16配信 ABEMA TIMES
「威勢よく言っていた国会議員はウクライナに行って戦え」橋下徹さんのツイートにネット上で賛否両論
https://news.yahoo.co.jp/articles/50dbb00c1ebe95482aac69b1f22d5843f3a4dbc1
2/27(日) 19:16配信 中日スポーツ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【SAS999C6248(デーモンコア withクレア)コメント】
あたしが思うに、ウクライナはNATOに加盟するなら、バルト三国と同時かその前にすべきだった。
(※注:北大西洋条約機構(NATO)は2004年3月、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国とスロバキア、ブルガリア、スロベニア、ルーマニアの7か国を正式に承認し、メンバーに加えた。
ロシアはNATOの拡大を「ロシアにとっての脅威」とみて、これら諸国のNATO加盟に反対してきた。
1994年1〜2月にバルト三国はNATO加盟を目標に、平和のためのパートナーシップ(PfP)協定に調印、95年4月にはEUへの準加盟協定に調印した(2004年に正式加盟)。その後、97年7月、マドリードで開かれたNATO首脳会議でチェコ、ポーランド、ハンガリーの加盟が認められた。
バルト諸国は粘り強くNATO側及びロシア側と交渉、相互が妥協した形で、2002年11月に「バルト諸国が04年にNATOに加盟すること」が決まった。バルト諸国は「NATOに加盟しても領土内にNATO軍基地や駐留軍を置かない」として、ようやくロシアの妥協を得た。
なお、2014年のロシアによるクリミア併合以降、NATOはバルト三国に軍を駐留させており、現在は各国に約1000人が駐留している。)
しかし、今はどう考えても交渉しても無理だから、せめてプーチンが死ぬなどしてロシアが弱体化するまでは、緩衝地帯であり続けるという選択をするべきだった。理想と現実のはざまで、持続可能な選択や判断をするのが政治的リアリズムなのだが、ゼレンスキー大統領と支持者たちは誤ったと思う。
もちろん、ロシア・プーチンが軍事力で無理を通そうというのは、チェチェン以来4回目の極悪非道である。もちろん、それは糾弾されるべきだ。と同時に、NATOが2008年に「将来の加盟国候補」としたウクライナに対し、武器を供与して戦争を煽るだけで、自らは安全な場所に居座り高みの見物をしているのは、卑怯であり裏切り行為だ。
つまり、三者とも三様に問題があり、その結果が現状なのだ。(SWIFTの件での発動の是非は、また別の問題として)
もう一つ言うと、ウクライナのゼレンスキー大統領は18~60歳の男性国民に予備役招集ほか動員令をかけているが、人間には戦火から逃れる権利もあるのだから、戦闘員は軍人および志願者のみに限定すべきだ。なお、間違っても太平洋戦争時の特攻隊での「志願制」(という名の事実上の強制)も、あってはならない。
追記:橋下氏の「国会議員が戦場に行け」論は、太平洋戦争の前に長谷川如是閑が「戦争絶滅請合法案」で主張済み。