Madさんによる、当掲示板スルガ銀行トピックへのご投稿を、一部転載させていただきます。
まずは、スルガ銀行と岡野光喜前会長・創業家・ファミリー企業の関係、特に《スルガ・スキームの原点》および《融資と担保株》について。
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(以下、12/3 ご投稿No.2252 転載)
多数の創業家一族のファミリー企業への貸出の全容がどうなのか知りたいところだ。
法人の代表者や役員、実質的な支配者を保証人とするのは、責任の帰属やガバナンスがいい加減な中小・零細企業への融資では必要になる。
増して実質的な支配者が一族で、数百億円単位の融資ともなれば、担保や保証の有無について知りたいのは、当然。
融資先企業の実質の支配者をスルガ銀行の当時の権限者や当局が誰と認定していたのかも知りたいところだ。
ファミリー企業への融資の際に岡野が保証人になっていたのか否かは、問題先とみられる企業にどうして多額の融資が実行され、それにブレーキが掛からなかったを解く鍵になる。
まさかと思うが、「俺が保証するから」とか「俺が役員だから」とか「俺がオーナーだ」とかの理由で融資が出てはいないだろうが・・・イヤ!・・・ここならそう言うことがあっても不思議ではない。
岡野の個人保証の有無は債権保全上では、重要な意義がある。
無い場合はスルガのガバナンス上の問題が出てくる。その理由は、経営者保証を無理に求めなくなったのはここ数年の最近の事で問題となる融資は前世紀から続いていたと見られるからだ。
更に言うと3000億円を超えていた自己資本の額は2000億円程度にまで落ちた。法定の融資限度額は自己資本の25%だからファミリー企業向けの融資については今後の決算の動向次第では法定限度額を超過した法令違反状態になる可能性もある。
ひとつの企業体としてみるべきか分離して見るのか・・・金融庁は実はピストルを突き付けた状況で断頭台に追い込んでいるような節がある。
ファミリー企業向けの融資については新規取組みどころか、回収を進めないと責任問題になる恐れも出て来ていると見ているのだが・・・それは、岡野ファミリーの会社への融資の焦げ付きになる可能性もある。
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(以下、12/6 ご投稿No.2395 転載)
勝手な妄想ですが、これは借入による不動産投資に名をかりたパラサイトのように見えます。
先ずは銀行から金を借りる。
仮に土地と建物の代金100億円を全額借入して購入する。
そして、その建物を銀行に賃貸する。
当然、賃料は毎月の借入金の返済額よりも高くする。
例えば年間賃料が6億円なら、銀行への返済額は3億円程度にする。そうすると差引で3億円程度の資金が手元に残る。
結果的には、自己資金ゼロで手元にお金が残る事になります。
何のことはない。リスクを銀行に負わせるサブリースのスキームを創業家ファミリー企業は何年も前からスルガ銀行を相手に実践していた事になります。
つまり、このスキームの問題点をオーナー企業の関係人は良く知っていた事になります。
この事例が示唆する事は明確でしょう。
スルガのサブリース向け融資は創業家一族がリーダーシップを取っていた事、そしてその問題点も知っていた可能性が高いことが分かります。
やはり問題は創業系一族にあると考えざるを得ません。
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(以下、12/20 ご投稿No.2544 転載)
報道から推定すると創業家関連株式が融資の担保として差し出されているようです。
現在の株価から見ると相当な担保割れ融資になっていると思われます。
創業家融資企業については当局の業務改善命令の内容から判断すると実質的にひとつのグループ、企業集団とされていると見られますから、期末の資産査定で要注意先もしくは要管理先と判定される可能性は相当に高いと思われます。
スルガは決算で一定額以上の融資についてはDCF法もしくはキャッシュフロー割引法により引当金を計上するとしてきましたから、およそ500億円もの大口融資先である創業家関連融資について個別に引当金を計上しない訳には行きません。そうすると会計基準を捻じ曲げている事になります。
既に1000億円を超える赤字を計上していますが、創業家向け融資の保全不足はどれくらいなのでしょうか???
担保の価値があっても設定額が足りなければ数百億円もの追加引当が必要になる事も十分に想定されますから・・・
銀行に寄生しているとしか思えない創業家は差し詰めパラサイト。
パラサイト・ファミリーはその責任と決着をどうつけるつもりなのか??興味は尽きませんね。