この「売り方常連さんの『まとめ』ページには、スルガ銀行の実態・ファンダメンタル・財務のことだけでなく、株式売買で役立つ(であろう)テクニックも載せて構いません。
今回は、手前味噌で誠に恐縮の至りですが(汗)、かつてY板で「アホ辻ぶ○た=バカ之内さなぎ=ママーズPPP=その他、多くの複数アカウント・ハンドルネーム」が、やり方が分からず誰彼かまわず粘着して、文を書くたびに恥をかいていた「両建て」についてです。
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両建てについて(きわめて簡素に) 【当掲示板「まだまだカブは抜けません」1/5拙稿を転載】
両建てが無意味か否かは、人によって意見が分かれます。私は「場合によっては有効だが使い方に注意すべし」と思います(私自身はほとんどやりません)。
当然、売り玉は高く仕込み、買い玉は安く手に入れるわけですが、私見では有効な場合と注意点は以下の通りです。
(1)優待取りのクロス取引(現物買いと信用売りの併用):既に多くの投資家が実行、よって株不足で逆日歩になりがち。
(2)いわゆる「うねり取り」:人呼んで「波乗りジョニー」(桑田佳祐の曲名)、しかし「両建ての両損」の格言もある。
動きが無い相場ではサーフィンでいうパドリング状態のまま、経費のみかかってしまう。
(3)売り禁が見込まれる場合:仕手戦で安く買いつつ売り禁になる前に売り玉を仕込み、イナゴタワーの頂上で現物売り
・崩れた後に空売り買い戻しで両取り狙い。冷やし玉など騙し急落あり、握力が問われる。
この他、どう動くかわからない決算発表の前に両建てにする人もいる。が、資金効率が悪くなる、リスクを抑えられる代わりにリターンも小さくなる、などの問題点も指摘される。
なお、手元のメモでは「事前に方向性を想定しておくと良い。下落予想の場合は、両建て後に、できるだけ買いを先に利食い(上げが先であれば当然)、下げてきたらさらに利食いする。(上げが無く下げてばかりの場合は双方同値での処分もある。上昇後の下落では元値での撤退もありうる。)」とありますので、ご参考まで。
よろしくお願いいたします。