本日は「諭吉アタック」で、3ヶ月前や1か月半前の株価まで戻ってしまった。冗談じゃないぞ。
ただ、テクニカル指標は、当然ながら過熱感が出ている。
RSI14 67.60
ストキャスティック 93.76
5日移動平均 9750.0(+3.74%)
25日移動平均 9458.0(+6.94%)
移動平均線は短期だけでなく、13週線はおろか26週線も上回り(なお両線ともまだわずかながら下落中)、ボリバンでは本日の高値(11,150円)が+3σ(11,191円)近くまで到達した。(ちなみに一昨日・昨日は+2σ付近だった)
また、本日のVWAPは 9985.1678で、いわゆる「諭吉アタック」の近辺での取り引きが多かったことを示す。
この約3年間で、大東ケンタの株価はピーク(2017年12月、23,550円)から8032円(2020年8月7日)まで、約3分の1に下落した(今年の高値は1月7日の13,595円)。
この間、株価は下げると多少は反発したが、たいてい安値から10~15%程度の上げ幅で、数ヶ月後にはまた下げる...というパターンだった。この間、時々自社株買いをしたにもかかわらず、だ。
20%を超えるリバウンドは、3月のコロナ底値からGW~6月にかけてだけで、それも8月に底値割れをした(そらそうよ、減収減益で減配だもの)。
それが、8月から9月にかけて、特にIRも無しに20%近くも上げた。これだけでも不可思議だが、ここ1ヶ月半は徐々に下げたのに、今週は「朝三暮四」のクッソIRと、フシアナリスト2名のトンデモレポートを載せた日経記事のせいで、約10%も急騰して「諭吉」回復(再び安値から約20%の上昇)...これは尋常ならざる事実だ。
ただ、下落相場が続いた約3年間に、大東ケンタは上げ基調のバンドウォークを経験していない。多少それらしきものが無いわけではないが、先に挙げた「安値から10~15%のリバウンド」の範囲内だ。
今回も同様であろうという前提(希望的観測)に立てば、ここは空売り族としては辛抱のしどころだろう。
他のテクニカル指標では、MACDも100に達し、高値圏にある。まだ少しは上げるかもしれないが、しかし今日の出来高は火曜や昨日(木曜)よりも減っている。これも売り方にとってはポイントだ。
高値を買い進む(あるいは買い戻しを余儀なくされる)人がいなくなれば、株価は自然と反落に向かうはず。
何しろお盆前から3ヶ月近くも上げてきたのだ。そろそろ限度。格言に曰く「3日、3月(みつき)、3年」。
来週は上値を抑え、再来週から2Q発表にかけて再び下げに転じ(だって上半期は手持ち工事を進捗させただけ、通期は据え置き発表だし、下手すりゃ3Q以降に更なる減益や減配もありうる)、11月末には9千円割れ、年末年始には8千円割れ...なんて、実現すると嬉しいのだが(妄想)。(もしホントになれば下げ相場も3ヶ月近く続く)