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大不幸厄貧の害毒・残念な日医工=dead cat事典(医薬系専用) / 392

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ishi 2022/09/02 (金) 08:53:27 修正

>> 392
去年、このニュースが出て一時的に株価が上がったのですが、医学的にはほとんど意味のない論文です。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yakushijihiromasa/20210911-00257725
「先日、正露丸がアニサキスを退治する効果があるというニュースが話題になっていました。きっかけはこちらの論文です」

「正露丸でアニサキスが死ぬことが証明されましたが、治療薬とするには、どの程度の容量どの程度使用すれば十分な効果が得られるのかということを調べなくてはなりません。
定められた1回量でよいのか?多めの方が良いのか?副作用はないのか?
これらのことを明らかにするために、臨床試験が望まれます。in vitro実験(生体外での実験)の効果をそのままin vivo(生体内)環境に適用することはできません」

インビトロかインビボかってのは大きな差です。
極端な話、試験管の中だったらアニサキスなんて消毒薬でも死ぬでしょうし、高濃度の塩水でも死ぬでしょうが
「消毒薬を大量に飲むか、大量の塩を飲めばアニサキスによる症状の治療になる」
とはなりませんわね。

正露丸は消毒薬みたいなもんですから「正露丸でアニサキスが試験管の中では死ぬ」という事実を元に、大幸薬品は「正露丸にはアニサキスによる食中毒の症状改善と発症の予防効果がある」として、2014年に特許を取得しています。
これは、たまに大学にお金を出して実験をしてもらってニュースにすることで大幸薬品が販促をしているのではないかとうがった見方をしています。

今後も定期的に出てくるでしょうが、生体を用いた臨床試験をやらない限りは医学的に意味のないニュースと考えて良いと思います。

.......それにしても、アニサキスを飲ませて正露丸の効果を確かめるって実験自体が倫理的にできないかもw

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