>> 92
Y板のアトム・スレッド掲載の拙稿(あるお二方へのレスの形)を、少し手直しして再掲します。
これは「アトム買い推奨」の意味ではなく(私もホルダーですが、買いたい方だけで結構です)、(下方修正ほか誰でも分かる場合は除いて)機関が売るのはどんな場合か、いわゆる「好材料出尽くし」「悪材料出尽くし」とは何か、「安値に落ちた株の空売りが起きる事例など、一般論として他の銘柄でも空売り・現物買いに関係なく重要な売買ポイントだと思いますので、ご参考になればという意味で載せさせていただきます。
(私がここで何度も取り上げている神戸物産の場合も当てはまりますし、以下の文にも出てきます。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
SAS999C6250 10月13日 00:41(※再掲に合わせて一部修正)
> 株主名簿には、信託口など機関投資家の名前もあるので、彼らが決算後、売り出す可能性もある。
信託口は、GPIF(年金機構)など長期パッシブ運用の機関投資家が中心です。彼らは株価や決算の好悪ではあまり売買しません。
アトムなど2部の銘柄は、機関が保有する割合はそう多くないはずで、その点からもあまり売りに出ないと考えます。
これがアクティブファンドであれば、値上がり幅(絶対額)や上昇率が大きいと、ポートフォリオのリバランスのため等の理由で、たとえ好決算でも売ってくることがあります。最近だと、3038神戸物産がそうで、9月には7千円超えから5千円まで下げました。
こういう「好材料出尽くし」パターンは、事前の増収増益の期待値が高かったこと(いわゆるハイフライヤー銘柄。他にはワークマン、レーザーテック、エムスリー等。伸び率が鈍化するだけでも「出尽くし」となる)、好決算や株式分割の発表などで買いが膨らむときに売りをぶつけやすいこと(大口機関が売る場合はまとまった量になるため、値崩れを防ぐ必要がある)、といった条件があります。
アトムに限らず今年の飲食業は、今までコロナで需要が回復していないことに対して(月次データ参照)、「Go To Eat」等による今後への期待感がどれだけ強いのか、という心理的な綱引き状態にあります。したがって、そもそも好決算は期待できなくても、逆に何らかのIRを伴うなどすれば「悪材料出尽くし」で買われる可能性もあるかもしれません。
> コロワイドより、時価総額(企業価値)が高く、株価形成されているのは、明らかに高評価され過ぎ。
もちろん、(私も含めて)優待目的の個人株主が多い場合、会社の実力以上に株価が高いのは私も認めます(コロワイドとの比較は、長くなりそうなので今は取り上げるのをやめておきますが)。が、何年もの間それも含めて織り込み済みの株価だとも言えます。
逆に考えると、機関が売るなら、優待目的で入りやすく値が高かった9月に、個人の現物買いにぶつけるという方法もあったはずです。
このように考えると、想定外の悪材料でも出ない限り、決算後に大口の売りが出る事態は、あまり心配しなくても良いのではないか、と考察しております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
SAS999C6250 9月18日 19:53(※再掲に合わせて一部修正)
700円台でも800円台でも買えないヤツは、900円台に乗っても買えやしない。
権利日が近づいて株価が上がるのは目に見えていたのに。(権利日の後は知らん)
コロワイドにしても、新型コロナでの業績悪化懸念・大戸屋TOB・温野菜ガス爆発事故・のれん代・会長の詐欺被害( ´艸`)www など材料テンコ盛りで売られ続け、需給を考えると踏み上げになるのは当然の話(ならばアトムも多少は連れ高になるわな)。さらに、とうとう売り禁から最高料率10倍適用ときた(結局は何円かねえ)。これが悪材料で売られ続けて安値に落ちた後に、溜まった空売りが踏み上げられるパターンの一例。
だからさ、自分でいろいろ調べろ、って書いたのにね。他人に依存するヤツは、しょせんそこまでよ。雰囲気で株をやってたら、勝てないのは当然だ。