空売り族の株仲間（優良銘柄はBuy＆Hold）の掲示板

どうなるのかねえ。2620にサヤ寄せしてくのかそうならないのか。
日証金は
空売り返済-142万　新規　91万　差し引き-51万
信用買い返済-15万　　新規104万　差し引き89万
貸借0.8

ZOZO株急伸、ヤフーがTOB　カリスマ社長抜きの「青写真」描けず

12日の東京株式市場では衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO株が急伸した。ヤフーが同日、ZOZOに対してTOB（株式公開買い付け）を実施すると発表したのがきっかけ。TOB価格を意識した買いが入った一方、「カリスマ社長」退任後の成長期待までは広がっていないもようだ。

TOB価格は1株2620円で、前日の終値（2166円）を約2割上回る。TOBは法律上の手続きなどが済み次第始めるとしており、10月上旬の開始を目指す。空売り勢による損失限定目的の買い戻しを巻き込んでZOZO株は一時、前日比409円（18.9%）高の2575円と、昨年12月以来の水準まで上昇した。ヤフー株も一時6%高となった。

ZOZOは採寸用衣服の無料配布によるコスト増が響き、2019年3月期の連結純利益は設立以来、初の減益になった。業績拡大にブレーキがかかったとの見方から株価は大きく下落し、昨年7月の上場来高値（4875円）からは11日時点で半値以下になっていた。「顧客拡大を単独で進めるのは限界」（藍沢証券の三井郁男・投資顧問部ファンドマネージャー）と見られていただけに、今回のTOBはひとまず前向きに受け止められたもようだ。

朝方の買い一巡後、ZOZO株は伸び悩んだ。ZOZOは12日、創業者の前沢友作社長が同日付で社長を退任し、経営から身を引くことも発表した。前沢社長はこれまでZOZOの急成長を支え、月旅行などの個人活動でもたびたび話題になった。「前期の業績悪化で前沢社長の経営に対する疑問が指摘されることもあったが、前沢氏抜きでの成長再加速の青写真はまだ描けない」（国内証券の情報担当者）という。

ヤフーはZOZO株式の50.1%の取得を目指す方針で、TOB後もZOZOは上場を維持する方向で調整する。ヤフーは消費者向けネット通販サイト「LOHACO（ロハコ）」の事業譲渡を巡り、オフィス用品通販大手のアスクルと対立した経緯がある。ヤフーはアスクルの約45%の株式を保有する筆頭株主だ。ZOZOの上場維持でも親子上場の弊害リスクがなんらかの形で出てくるのではないかと気をもむ投資家も多そうだ。

ゾゾタウンでは有料会員向け割引サービスの導入を受けて有名アパレル企業の撤退が一時相次いだ。同サービス終了後は出店再開の動きもあったが、アパレル業界では自社通販サイト拡充の動きが広がっている。さらに世界に目を向けるとインターネット通販では米アマゾン・ドット・コムなど巨大企業が先行する。「ヤフーの傘下に入ったとしても世界で通用する水準に競争力を高めるのは難しく、ZOZOの成長の再加速期待を株価に織り込むのは早計」（いちよしアセットマネジメントの秋野充成上席執行役員）という。株価の上値追いには慎重な見方も多い。