twitterで確認すると「役目を終えた」ではなく「機能を停止した」です。計画は成功したとは限らないということです。
先程前作のミステリーファイルを確認しているとインクリングやオクタリアンなどの地上で暮らしている元海洋生物の正体について仮説を思いつきました。シャケと同じ遺伝子操作によるものという説です。24番の
「カミはなぜ 我々を 造りたもうた
何のため 我々は 存在する
その答えを 望んでは いけない
我々は ただ そのコトバに従い
セカイと接続し 夜通し マツリに
開けくれるのみ ただ それだけ」
という文章にフェスのカミサマとおぼしき画像が添えられているものですが,インタビューでカミサマは人類が昔飛ばした探査機から送られてくる電波を受け取ってfaxという形でイカたちに伝えている(フェスの予告)そうです。ミステリーファイル中の「カミ」が「カミサマ」,つまりそれを作りだし宇宙から操っているニンゲンのことだとすれば,ニンゲン(恐らくハカセ)が次の知的生命体としてイカやタコなどを遺伝子操作して後に地上に上がってインクリングやオクタリアンなどに進化するようにしたと読み取れます。なぜ最初から地上に出していなかったと考えたかというと,前作ミステリーファイル10番にはイカがヒト型に進化する様子が描かれていますし,地上がシャケに侵略されている時に地上に出してもすぐ絶滅させられるとハカセは考えただろうからです。これならタルタル総帥の言う「新人類のタネ」という言葉やたった12000年でここまで発展した世界を作りあげていることの説明もつきます。なぜ争いが嫌いなハカセがわざわざ争うことが目に見えているイカとタコの2種類をほぼ対等になるように遺伝子操作したのかは謎です。タルタル総帥が実験体にタコばかり選ぶのは勤勉で優秀で一部を除きインク色が紫一色で種族内でナワバリ争いをしないなどという理由があったのでしょう。でも愛猫ジャッジ君はハカセの意志とは逆にナワバリバトルの重要な役割を担っています。またイカはクマサン商会のもとシャケを退治していますが一方でタコはシャケと条約を結んで資源と技術とを交換しています。このイカとタコの違いはハカセが何かを意図して仕込んだものだと思います。それが何かは分かりません。
このようにハカセがイカにシャケの後処理を託したとすれば,シャケに有効なインクショットを自分で発射できるようにしたと考えられます。なぜタコもインクショットを発射できるのかは分かりません。
しかし方舟伝説では生き残った人々や動物がまた新しい世界を作っていきますが,ポラリスに乗っていた動物たちがまたこれまでのような地球を再び作っていくのが普通ではないでしょうか。もしかするとハカセはスペースシャトルからポラリスの発射の失敗を見て動物たちが生き残ることはできないと思い,仕方なく海洋生物に託したのでしょうか。