・処理と納品のバランスが重要な時間帯。処理ばかりすると、終盤回収納品を重くしなければいけないが、終盤も湧くザコや残るオオモノに阻まれて間に合わなくなる。一方で納品ばかりすると処理遅れで金イクラが不足する上に、処理も納品もできなくなる「カオス」になってしまう。
・バランスを取るために重要なことは3つある。
①索敵による前線維持。突破されてオオモノが常にいる状態になるとカオス化するエリアが存在する(ダムの広場、船の中腹など)。そのエリアは少なくとも守るように処理する一方で、エリア防衛に余裕がある場合は投げなど回収や納品を選択したい。
②味方の動きを見る。納品を行っているか、処理を行っているか(できれば何のオオモノをターゲティングしているか)を確認し、自分の行動を決める。
例えば味方が回収しようとしている金イクラと同じものを取りに行こうとしたり、シューターが向かっているタワーへ後追いするなど、不要なタゲ被せはサケて、別の行動をしたい。特に処理偏重の味方であれば納品、納品偏重の味方であれば処理を選択したい。
一方で、味方とまったく違う行動をすればいいかと言えばそうではなく、タワーに向かう味方の背後にいるザコを倒したり、ラピが狙っているバクダンに援護射撃を入れたりと、協力することも当然必要であるが、いずれにせよ味方の動きを確認することが重要。
③寄せと処理(間引き)にメリハリをつける。序盤と違い、寄せずに処理して投げるインクの余裕がないため、寄せるべきときはカゴ横へ確実に持っていきたい。一方で、考えずに寄せると、オオモノが溢れて納品できなくなる。①の前線維持ラインを参考に、10秒後に納品しやすい状態(カゴに全てベタ付けである必要はない)になるような寄せ・処理を考えること。
・テッキュウの砲台を使うときは味方の位置と湧き方向を確認し、デスしないようにすること。全員遠征している状態で砲台を使っても、タマヒロイに持ってイカれてしまう。また、湧き方向によっては砲台にいることによって逆誘導がかかるので、味方と位置と合わせて判断したい。当然ながら砲台発射に夢中になって死なないこと。キホン的には同方向で湧いたり、モグテツヘビなどが来たら撤退したい。
・この時間帯にタマヒロイ方向を意識して処理すれば、終盤にタマヒロイがカゴ方向へデリバリーしてくれるため、行動材料の一つとして留意しておきたい(味方や意図しない巻き込みという不確定要素があり、最優先の材料にはならないので注意)。
・遠征については、50秒を切るまでは序盤同様、素早く倒しに行くことで問題ないが、50秒折り返し後に沿岸三銃士が湧き、かつ、ノルマが不足している場合は逆誘導も考えて動かなければいけない。詳細は終盤の項を参照。
・折り返しの50秒ではノルマの40~50%、終盤に入る際は納品済みの金イクラとカゴ周りの金イクラの合計でノルマの70%以上は到達したい。到達していない場合、少し強引にでも寄せて、SPでウマイクラをつくったり、オオモノの巻き込みなどを狙いたい。
・ノルマ状況の確認が必須。ノルマが順調である場合は、残りノルマ・場に落ちている金イクラ・味方の持っている金イクラ・場にいるオオモノを確認して、残り時間でどのようにノルマ達成するかを組み立てる。場と味方の金イクラだけで足りるから、処理中心に動いて納品できる状況をつくるのか、数匹寄せればいいのか、もしくは充分処理できているためタマヒロイに持ってかれないよう回収と納品を主体とするのか…等を考える。
・ノルマ達成後は生存>処理>納品の順で行動する。簡単なデスをしない状況であれば、処理に向かうことも間接的に生存へつながる行動である。オオモノを一掃したり、残るオオモノも攻撃を受け付けないようであれば、練習を兼ねて納品するのもアリだろう。
・逆にノルマ不足時はかなり難しく、残り秒数に応じて寄せと処理のバランスを考える必要がある。
キホン的にはでんせつのレート帯が上がるほど、沿岸三銃士が複数になっても避けつつ処理や納品をできるようになるため、遠征判断は味方の実力を加味して行いたい。
・40秒前後は適性のあるブキであれば、一方向には遠征する余裕がある。タワーカタパは納品時に悪影響を与えるので、よほどノルマが不足している状況を除き、サッと処理して帰ってくるのがよい。ノルマと秒数によるが、複数方向に行くと納品の人数が足りず、逆誘導も強くかかり、厳しい場合があるので注意が必要。
また、ナベブタや複数のコウモリ(ドン・ブラコ右金網下など寄せやすいものを除く)・重なったヘビなど、終盤の納品に影響するオオモノはある程度間引くのが有効な場合があるが、味方の動き方、オオモノの湧き状況、場の金イクラの数などを見て判断する必要があり、かなり難しい。ただ、寄せすぎて苦しくなると直感した場合は試す価値があるだろう。
・30秒を切ってノルマに余裕がない場合、遠征は難しいことが多い。場に金イクラがあれば、回収を邪魔するオオモノやザコを処理して、遠隔攻撃をサケつつ納品したい。場の金イクラで不足するのであれば、味方の動きも見つつ、無理にでも寄せてから処理するか、処理しつつ少し離れた位置の金イクラを回収して、ノルマを間に合わせる等の動きを行いたい。
この時間あたりからSPは沿岸三銃士ではなく、カゴ周りで撃って金イクラをつくることが重要になってくる。
加えて、近くにナベブタがいるなら、ザコの召還を止めるために早めに倒しておくこと。カゴ近くのハシラも納品を阻害する要因になるし、時間が経てば経つほど悪い影響を与える。
また、終盤も引き続き焦らずにタマヒロイデリバリーにも気を向けたい。
・15秒前後では納品できる状況をつくらないといけないため、雨玉と向かってくるヘビの対処が最優先になる。
ザコと寄せたオオモノの処理に同時並行して納品をこなし、最後まであきらめずに戦うことが重要。
なお、この段階で間違っても沿岸三銃士にSPを撃たないこと。ジェッパで向かうなど言語道断である。
・ラスト1個を味方が持っている場合は、足元やカゴへの経路を塗ってあげたり、周りのザコを処理してあげたい。パッと見納品できるように見えても、同期ズレでザコが立ちはだかっているかもしれない。
・終盤では死なないことと、メンタルの項でも述べるが焦らないことが大切。10秒あれば一人でも2、3個納品できるし、味方が生きていればもっと納品できる。カタパのタゲがついていたらいったん落ち着いて引いたり、ザコも処理してから納品した方が結果的に早くなることがある。遠回りこそ最短の近道である。