古くから漁が盛んな地域では海難事故に頭を悩ませていたが、中国東南部では特に鮫による被害が後を絶たない地域があった。
この問題を解決すべく、一介の漁師であった雷度(らい ど 261?~299)は鮫を乗馬の如く乗り回し、調教する手法を確率する事に成功。危険な生物と恐れてられていた状況が一転し、海上移動は勿論海賊の撃退や哨戒など幅広く活用された。
その後、雷度は戦いの最中に鮫が爆発事故を引き起こした事で帰らぬ者となったがこの手法を受け継ぎ、鮫を乗り回す者たちを雷度に準え鮫雷度と呼ぶようになったと言う。
民明書房 「癪な未知の世界」より
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