―――おかえり。H3D村へ。
…………静かだろう。
出来てまだ新しい、ピッカピカな村だってのに、もうここに足を運ぶ者は……殆ど居なくなってしまったよ。
広場の練習用バルーン、ロビーの照明、スペアのノズル、、
全部新品さ。使い古される事もなく、飾られたまま、今日もこうして、君達が使ってくれる日を待っている。
1ヶ月前は居た少ない使い手達も、もうここから去ってしまった。若い子達だったよ。最初は目をキラキラさせながら、この真っ白なトリガーを握り締めて、新しいステージに走って行ったね。
「相棒が帰ってきた!」「悪くないじゃん!」「打開できる!」「やっと打開できる!」
……ふふ、そういえば君も、あの時ここに来てくれたね。
嬉しそうな笑みを浮かべて、あそこのバルーンにイカロール射撃をしていたのを覚えているよ。
あの時のイカ達は、もう殆どここに居ない。
君や私のような……物好きな子以外は、皆……別の中射程ブキが管轄する場所に行ってしまった。
私の同僚達も、故郷の無印村が恋しくなったみたいでね、皆H3村に帰ってしまったよ。
なんでも、実家のエナドリ業が忙しくなったみたいでねえ。人手が足りないんだと。
隣のZAP街も、ヒッヒュータウンも、エナドリ産業で出稼ぎにくる若者達で溢れてるらしいからね。小さい村ながらも、仕事が回ってきてるんだとさ。
……私かい?
同僚達とエナドリ業に戻っても良かったんだけどね。ここに残る人が居なくなっちゃうと、この備品達を磨く人が居なくなっちゃうからね。……はは。
…………さて。
カチャッ
ここに、新品のスプラッシュシールドと、
磨きあげたグレートバリア、、
そして
チューニングした、とっておきの「D」がある。
君の心に、まだ青い白さが残るなら、
その心を、強く護りたいと思うなら、、
ここを、好きに使うといい。それが、私がここに居る意味。
―――ようこそ。H3D村へ。
私はポイセンで追い詰めて狩るタイプだから無印だなあ。一瞬でも視界に入ったり音を立てたり、マップで見かけたらポイセンで位置把握。さながら居合の達人。前隙なし即死攻撃の恐怖を常に与え続ける。相手が動いてから狩る後の先がしやすいのもセンサーのお陰だ(ラグで相打ちになる)
全く使えない素人だけど、この文でこの村と貴方のことが好きになりました
こんなに👍つくことあるんや
良い文書や🥲