きくくち

十月十五日 / 2

5 コメント
views
0 フォロー
2

投稿ありがとう。
えらいひさしぶりで、びっくり。
思わぬところ?怖いよ…。うう…。
 
冒頭と最終二連の姿がうつくしいので、
そのぶん序中盤の取っ散らかり方が
もったいないかなあという印象です。
 
・「金木犀」問題
さすがにこの尺で6回は目がチカチカするかと。
第二連の3回はそのまま全部言い換え等で削ってしまってもいいかもしれない。
 
・「いっぱい」
リズムはいいのだけど、
「手にいっぱい」「まだまだいっぱい」と
連打しちゃうと語彙が悲しそうな顔をするので
たとえば「手にあふれるほど」みたく変えるのはどうだろう。
 
・「と」「留まる」
「しっかり」「留まっていた」
「きっぱりと」
「ひっそりと留まっている」
「ひっそりとしたままで」
が縦に続くとすこしくどいようにおもいます。
ただ、「きっぱり~」以降は畳みかけとして機能しているので、
セミの抜け殻のくだりをもう少し違った表現にしてもいいのでは。
それに「と」三連発をどこかで抜けないかなあ、って。
「ひっそり留まっているものは/ひっそりとしたままで」とか。
「ひっそりと」だとかたい意志をもって留まる、という雰囲気になるので。
 
気になったのはこのあたり。
 
それと欲を言えば、なぜ「金木犀の香りがどうしてだか、とても楽しみ」なのか、
金木犀である必然性(季節的なもの?とか花言葉や色とか)、
あるいは「どうしてだか」をもうすこし膨らませられると
奥行が出てくるんじゃないかなとおもいました。

通報 ...