きくくち

《融点》 / 2

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投稿ありがとう。
 
ぼく、よくりっちゃんの詩を評して
「言語体力が高い」とか「言語的反射神経がいい」
みたいなことを言ってる自覚があるのだけど、
冒頭の「早く腐りたかったからだ。」なんて
それを第三者に説明するうえでわかりやすいかもしれない。
(意味がわからない!という方は堂々と書き込んでください。お返事します)
 
ラジオのザッピングをつなぐと
綺麗な星になった、という印象の詩。
 
作者のコース取りが上手いので
アングルが変わっても戸惑うことなくついていける。
詩なんだけど、ふしぎと詩人よりは
初期の舞城王太郎なんかをおもいだした。
これをテクニックで書けるひとは多分いないな、ってかんじのテンション。
 
 
■「頭上」
固いけど、ひらくともっさりするし、
言い換えも特段効果的なものが思い浮かばないので、よい気がします。
 
■2連目最終句点なし
個人的にはなしに賛成。
読点つけてその後空行多めに入れるみたいな別案もありっちゃありだとおもいます。
 
■漢字
固有名詞や動詞のぶんがほとんどなので、
自然であまり気にならなかった、というか、
むしろ言われて「え、多いか?」とおもった。笑

全体的に目の音も耳の音もうつくしくて、
あまり細かいところを解釈していくものでもないかなとおもう。
もちろんそれは(裏)テーマ消化という縛りがあったことも影響してるだろうけど、
本質的に、手をつないで抱きしめてそれから、じゃなく、さっと髪にキスする、距離感で接したい詩。

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