18回目
今回は、読書活動の中で出会った過去の事柄について報告します。過去は現在につながっているという経験です。このことは異文化の中に日本のルーツや過去の交流の痕跡を発見することがあることに、おそらく無関係ではないでしょう。
実は身近な話なのです。茨城日本語ボランティアネットワークでは、交流会をオンラインでしています。わたくしは県内の多くの方々と出会い、語り合える場として大事にしています。
実はその創設者の方にある本の中で出会ったのです。国際交流基金は、国の外郭機関として、日本語の世界各国での普及と日本語を学びたい人々への支援活動を長年しています。その実績をまとめて、世界30か国の日本語学習状況報告という内容の冊子が、2009年に発刊されています。最近、ラオスへの日本語教育支援の短期派遣事業にかかわった団体にその冊子を送ってきたのです。なぜか早速開くことになったのが私だったのですが。無意識にではありますが、「ハンガリー」のページを開きました。
無意識と申しましたが、実は5月の連休に、筑波大学の大学院を出て、日本企業で働いているブラジル人青年が、同窓のハンガリー人女性とめでたく結婚することになり、保証人をかってでました。その記憶が無意識に、ハンガリーへと向かわせたのかも知れません。
この本のハンガリーの日本語教育の報告者が、14年前のINVNの主宰者の先生だったのす。お若いときですが、懐かしく思い出させていただきました。奥付に来歴が紹介されており、まさしく現在の先生であることが確認できました。
出会い、信頼関係を築き、交流していくことの大切さを感じされられました。「楽しいって」何だろう、と考えさせられた事件でした。
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