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 楽しいって何だろう?17回「日本語教室を考える」

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17回目
5月の第1回交流会には参加できませんでした。前回ご紹介したインドネシアの方と漢字の学びを進めていました。筆勢はしっかりしている方で、一字一字、漢字を確定していくと、漢字の姿形はわたくしよりも風格のある字体になるのです。わたくしの方が学ばされています。地域日本語教育とはこのような姿が常態です。お互いに学ぶ場なのではないでしょうか。地域日本語教室では、出会いがあり、相互に理解し合い、尊敬し合い、学び合えるから、続けたい、来週も会いたい、と思うのではないかと感じています。皆さんはいかがでしょうか。
 7月に茨城県国際交流協会主催の茨城県、国際交流・協力ネットワーク会議があります。概要のお知らせが来ました。全体会では、「我々は進化する争いにどう対峙するか?」とあります。ウクライナへのロシアの侵略だけでなく、ミャンマーの軍事政権や近隣諸国間の争いの報道に、日々接している昨今です。副題が「戦争と平和の最前線からの報告」とあります。他方、第3分科会では、日本語ボランティアネットワーク会議があり、「地域日本語教育の“あるある”シミュレーションゲーム」とあります。果たしてどのような内容でしょうか。
 茨城県の牛久市には入国管理局の収容施設があります。農業分野の技能実習生は全国1位の多さです。これは、メロンの生産、出荷量が全国1位という感覚とはちょっと異なっているように思います。技能実習生の失踪事件なども聞き及んでいるからです。人権問題では国連の勧告を受けている日本の国です。茨城県でも県西地区では、バングラデシュやカンボジアの難民申請中の方が日本語の学習に見えます。法令の改定が審議されていて、3回目以降の難民申請では強制送還されるかもれません。人生はままならないものです。ボランティアにもできないことはあります。だが、移民は国連の見解では「通常の居住地以外の国に移動し、少なくとも12か月間当該国に居住する人のこと」とあることを考えるとはできると思います。こうした基本的な事柄は皆さんと話し合いたいことです。外国の方の中には不安で心が占められている方もいることを忘れないようにしたいものです。
 不安があると楽しめないことも多いものです。

守谷市国際交流協会(MIFA) 日本語講座委員会
作成: 2023/06/04 (日) 09:45:38
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