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楽しいって何だろう?8回目 「日本語教室を考える」

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8回目
 皆さんは、戦争の記憶がおありですか。私にはありません。戦後の生活の場は長野県の斑尾山の麓の農村でした。田舎での生活は「貧乏」の臭いがしたことを覚えています。ゴムの短靴を履き、つぎの当たったズボンをはいていました、兄弟のおさがりを着るのは当たり前でした。両親は戦争を生き抜いた世代です。太平洋戦争ではアメリカ軍と戦いました。そのアメリカ軍の分析があります。「玉砕・人間地雷原」。これは一見狂気の産物の様だが、実際戦う米軍からすれば、自軍とは異なり、日本軍は『人命を尊重しない』戦法ゆえ脅威であった。複雑な気持ちでこの言葉を聞いていますが、現代の社会では、日本社会は「人権を尊重しない」と読めませんか。実際、国連は「国際人権法に違反している」とする意見書を日本政府に出しました。(2020年)
 スリランカの女性が収監中に死亡した事件は、今日の私たちの問題ではないでしょうか。私たちは往々にして、日頃何か社会制度や社会意識を、すぐに変えるという力はありません。その意味では、すぐには直接何もできませんが、心で考えることは出来そうに思います。日々外国の方と接している私達です。どうして考えないで放置することができるでしょうか。ボランティアではできないこともありますが、連帯や信頼は国際社会では普遍性のある必要で、私たちにもできることではないでしょうか。違いを認め合い、信頼関係を築くことを・・・。
皆さんは如何ですか。

刀水手帳
作成: 2023/02/21 (火) 06:06:56
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