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「生活者としての・・・・」

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 地域の市民の中には、外国の方も多くなりました。「生活者としての外国人」と表現されることも多くなりました。文化庁は2013年に、「生活者としての外国人のための日本語教育ハンドブック」を出しています。それによって今日の地域日本語教育を主導してきています。
これは、「生活を一緒にしている市民」という視点が広がるように考えられたことばです。しかし、人権の面で必ずしも平等ではありません。そろそろ考えなければいけないのが、地方参政権の問題です。「同じ人間として」ということになれば人権が平等でしょうかという視点がどうしても必要なになります。
「生活者としての外国人」という表現には「この面に目を向けるのはひとまず置いておいて」、共感をもって考えまましょうという姿勢がみられます。賛否は置いておきますが、事実をつぶさに見ればこういうことではないでしょうか。
 昨年、水戸市まで茨城県国際交流協会主催の「外国人によるスピーチコンテスト」に参加したベトナムから来た技能実習生のヒエンさんは、その日は欠勤して参加しましたが、「わたしたち有給休暇はないのです」と教えてくれました。
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宮本敏弥

刀水手帳
作成: 2020/12/19 (土) 15:47:41
最終更新: 2020/12/19 (土) 15:48:55
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 宮本さん、いつも投稿をありがとうございます。技能実習生の方が、日本語スピーチコンテストに出るのにも「欠勤」になるとのこと、日本社会の課題が浮かび上がります。外国人に直接かかわる私たちは、目の前のことを少しずつでも変えられるように、働きかけていきたいですね。宮本さんが、ヒエンさんの「欠勤」のことをここに載せてくださったことも、その一つだと思います。
 ところで、この掲示板に書き込むことは、皆さんにとってハードルが高いでしょうか?宮本さんはもう慣れていらっしゃいますが、宮本さんの周りの方々にも、このWebサイトや掲示板のこと、お伝えいただいて、書き込んでいただけるとうれしいです。私もこの掲示板が、皆さんの情報交換の場になるように、宣伝していきます