仏教のお話

無量義経:説法品第二 / 2

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ダルマ太郎 2024/06/02 (日) 17:18:25 修正

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第三 菩薩 正に問う分
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①所行の法門を問う
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経:ここに大荘厳菩薩、八万の菩薩と、即ち共に声を同じうして仏に白して言さく。世尊。菩薩摩訶薩 、()阿耨多羅三貎三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)を成ずることを得んと欲せば、応当に何等の法門を修行すべき。
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訳:そこで、大荘厳菩薩と多くの菩薩たちは、声を合わせて仏に申し上げました。世尊。菩薩が速やかに無上の覚りを得ようとするならば、どの様な教えを修行すればよろしいでしょうか? 
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②疾成の法を問う
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経:何等の法門か よく菩薩摩訶薩をして疾く阿耨多羅三貎三菩提を成ぜしむるや。
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**どの様な教えが、菩薩をして、まっすぐに無上の覚りを得させるでしょうか?
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第四 如来 略して答える分
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経:仏、大荘厳菩薩 及び八万の菩薩に告げて言わく。善男子、一の法門あり。よく菩薩をして 疾く阿耨多羅三貎三菩提を成ずることを得せしむ。もし菩薩あって この法門を学せば、則ち よく阿耨多羅三貎三菩提を得ん。
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訳:仏は、大荘厳菩薩と多くの菩薩たちに答えました。善男子よ。ここに、一つの法門があります。菩薩が速やかに無上の覚りを得られる法門です。もし、菩薩が、この法門を学べば、無上の覚りを得ることができます。
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論:大荘厳菩薩の質問は、「菩薩が速やかに無上の覚りを得る方法について」です。ここで重要なのは、「速やかに」ということです。これまでは、菩薩が無上の覚りを得るためには非常に長い時間がかかると言われていました。これを歴劫修行といいます。しかし、説法品で説かれるのは、速やかに無上の覚りを得る方法です。このことは、菩薩たちにとって最も欲しい情報でしょう。もちろん、私たちにとっても興味関心のある内容です。
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菩薩 正に問う分
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