仏教のお話

無量義経:説法品第二 / 1

17 コメント
views
0 フォロー
1
ダルマ太郎 2024/06/02 (日) 11:34:58 修正

:
第一 大衆正に問う分
:
経:その時に大荘厳菩薩摩訶薩、八万の菩薩摩訶薩と、この偈を説いて仏を讃めたてまつることおわって 倶に仏に白して言さく。世尊。我等八万の菩薩の衆、今、如来の法の中に於て、諮問(しもん)する所あらんと欲す。不審(いぶかし)、世尊愍聴(みんちょう)を垂れたまいなんや否や。
:
訳:その時に大荘厳菩薩は、多くの菩薩たちと共にこの詩 (徳行品の讚歎偈) を説いて、仏を称嘆し終ると、共に仏に申し上げました。世尊。私たち八万の菩薩は、今、世尊の教えの中において、ぜひ質問したい事がございます。はっきりせず、分かりにくい内容なのですが、お教え頂けますでしょうか?
:
:
第二 如来 許しを垂る分
:
経:仏、大荘厳菩薩 及び八万の菩薩に告げたまわく。善哉善哉、善男子。善くこれ時なることを知れり、汝が所問を(ほしいまま)にせよ。如来久しからずして当に般涅槃すべし。涅槃の後も、普く一切をして、また余の疑無からしめん。何の所問をか欲する、便ち之を説くべし。
:
訳:仏は、大荘厳菩薩と八万の菩薩たちに告げました。素晴らしいことです。善男子よ。よくぞ、今、この時に質問をされました。あなたの聞きたい事をぜひ訊いてください。私は間もなく、この世を去ろうとしています。私が亡くなった後に、人々が、教えに対し不信感を抱かない様にしておきたいと思います。どの様な質問ですか? 何でも答えしましょう。
:
:
大衆正に問う分
:
:

通報 ...