仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 8

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ダルマ太郎 2024/05/28 (火) 00:17:59

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用語の意味
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禅寂(ぜんじゃく)
瞑想的な平寂。集中力と心の静けさを伴う瞑想。座禅。

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三昧(さんまい)
サマーディ samādhi
深い禅定の状態のこと。精神集中が深まりきった状態のことをいう。

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恬安憺怕(てんなんたんぱく)
環境の変化に惑わされず穏やかで安らかなこと。

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無為(むい)
アサンスクリタ asaṃskṛta
分別造作がないこと。因縁によって造られたものでなく、生滅変化を離れた常住絶対の法のこと。涅槃のこと。因縁によって造られたものを「有為」という。

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顛倒(てんどう)
ヴィパルヤーサ viparyāsa
転倒。道理にそむいて誤っていること。ひっくりかえること。本来とは逆になっていること。認知の歪み。仏教では、四顛倒を説く。

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常顛倒(じょうてんどう)・・事物は無常であるが、常だと考えること。
楽顛倒(らくてんどう)・・一切は苦であるが、一時的な状態だけで楽だと考えること。
浄顛倒(じょうてんどう)・・不浄なものを、表面だけを見て浄だと考えること。
我顛倒(がてんどう)・・すべては無我であるが、我だと考えること。

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智慧(ちえ)
プラジュニャー prajñā
音写して般若という。真実を覚る無分別智のこと。物事を正しくとらえ、真理を見きわめる認識力。六波羅蜜の一。

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諸法(しょほう)
サルヴァ・ダルマ sarva-dharma
一切法。世界のすべてのもの、すべての存在、すべての法の集合体をさす。さまざまな事物・現象のこと。

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性相(しょうそう)
スヴァバーヴァ・ラクシャナ svabhāva-lakṣaṇa
自性と特徴。真理と現象。

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暁了(ぎょうりょう)
あきらかに理解すること。

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分別(ふんべつ)
ヴィカルパ vikalpa
分けて考えること。分析。もろもろの事理を思量し、識別する心の働き。空の思想は、「無分別」による観察を行うため、分別をしないように勧める。まず、事理を分別し、次に無分別して真実を観て、さらに分別を無分別の智によって観る。

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用語の意味
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