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1)菩薩衆-1
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a.名を列ね数を唱える
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経:其の菩薩の名を、
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b. 菩薩衆の徳を歎ずる
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(a)自利
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①法身
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経:是の諸の菩薩、皆是れ法身の大士ならざることなし。
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訳:この菩薩たちは、皆、真理と一体となった高位の者たちです。戒律を守り、禅定をし、智慧が深く、迷いから離れ、迷いから離れていることを自覚していました。
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②止徳
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経:その心禅寂にして、常に三昧に在って、
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訳:その菩薩たちの心は落ち着いていて動じることがなく、常に一心に集中しており、現象に振り回されることなく常に安らかであり、ものごとにこだわることがありません。自己中心的ではなく、必要以上の欲もありません。真理を無視するような自分勝手な考えはなく、想いが乱れることもありません。心が澄んで静かに落ち着いており、志しは高く、広くて限りがありません。このことを守って長い間、動揺することなく、多くの教えを理解してきました。
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③観徳
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経:大智慧を得て諸法を通達し、性相の真実を
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訳:大きな智慧を得ていますので、世界の事物・現象を深く観ることができ、物事の特徴と本質を見通し、見分けるとき、そのものの特徴の有無、度合いをはっきりと見極めていました。
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1)菩薩衆-1
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