仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 5

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ダルマ太郎 2024/05/27 (月) 22:53:53 修正

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1)菩薩衆-1
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a.名を列ね数を唱える
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:其の菩薩の名を、文殊師利法王子(もんじゅしりほうおうじ)大威徳蔵法王子(だいいとくぞうほうおうじ)無憂蔵法王子(むうぞうほうおうじ)大弁蔵法王子(だいべんぞうほうおうじ)弥勒菩薩(みろくぼさつ)導首菩薩(どうしゅぼさつ)薬王菩薩(やくおうぼさつ)薬上菩薩(やくじょうぼさつ)華幢菩薩(けどうぼさつ)華光幢菩薩(けこうどうぼさつ)陀羅尼自在王菩薩(だらにじざいおうぼさつ)観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)大勢至菩薩(だいせいぼさつ)常精進菩薩(じょうしょうじんぼさつ)宝印首菩薩(ほういんしゅぼさつ)宝積菩薩(ほうしゃくぼさつ)宝杖菩薩(ほうじょうぼさつ)越三界菩薩(おつさんがいぼさつ)毘摩跋羅菩薩(びまばつらぼさつ)香象菩薩(こうぞうぼさつ)大香象菩薩(だいこうぞうぼさつ)師子吼王菩薩(ししくおうぼさつ)師子遊戯世菩薩(ししゆけせぼさつ)師子奮迅菩薩(ししふんじんぼさつ)師子精進菩薩(しししょうじんぼさつ)勇鋭力菩薩(ゆえいりきぼさつ)師子威猛伏菩薩(ししいみょうぶくぼさつ)荘厳菩薩(しょうごんぼさつ)大荘厳菩薩(だいしょうごんぼさつ)という。是の如き等の菩薩摩訶薩八万人と倶なり。
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b. 菩薩衆の徳を歎ずる
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(a)自利
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①法身
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:是の諸の菩薩、皆是れ法身の大士ならざることなし。(かい)(じょう)()解脱(げだつ)解脱知見(げだつちけん)成就(じょうじゅ)せる所なり。
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訳:この菩薩たちは、皆、真理と一体となった高位の者たちです。戒律を守り、禅定をし、智慧が深く、迷いから離れ、迷いから離れていることを自覚していました。
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②止徳
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経:その心禅寂にして、常に三昧に在って、恬安憺怕(てんなんたんぱく)に無為無欲なり。顛倒乱想(てんどうらんそう)、また入ることを得ず。静寂清澄(じょうじゃくしょうちょう)志玄虚漠(しげんこまく)なり。これを守って動ぜざること億百千劫、無量の法門悉く現在前せり。
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訳:その菩薩たちの心は落ち着いていて動じることがなく、常に一心に集中しており、現象に振り回されることなく常に安らかであり、ものごとにこだわることがありません。自己中心的ではなく、必要以上の欲もありません。真理を無視するような自分勝手な考えはなく、想いが乱れることもありません。心が澄んで静かに落ち着いており、志しは高く、広くて限りがありません。このことを守って長い間、動揺することなく、多くの教えを理解してきました。
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③観徳
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経:大智慧を得て諸法を通達し、性相の真実を暁了(ぎょうりょう)し分別するに、有無長短、明現顕白なり。
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訳:大きな智慧を得ていますので、世界の事物・現象を深く観ることができ、物事の特徴と本質を見通し、見分けるとき、そのものの特徴の有無、度合いをはっきりと見極めていました。
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1)菩薩衆-1
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