仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 3

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ダルマ太郎 2024/05/27 (月) 22:33:48

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用語の意味-2
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八部衆(はちぶしゅう)
仏教を守護する天・龍・夜叉・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・摩侯羅伽のこと。

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(てん)
デーヴァ deva
天上界に住む神々のこと。もともとはヴェーダの神。仏教では、八部衆の一群として仏法を護っている。梵天、帝釈天など。

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(りゅう)
ナーガ naga
インド神話の龍は、上半身は人間で頭に五頭の蛇がおり、下半身は大蛇の姿で表わされる。このように古代インドでは、半身半蛇の姿であったが、中国で、中国伝承の龍のイメージに変わって日本に伝わったため、日本の龍も中国的な大蛇風の姿で表わされる。天候を操る力があり、怒れば雨を降らさずに干ばつにし、怒りがおさまったら雨を降らせるという。釈尊の成道の時、ずっと守護したという伝説もある。

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夜叉(やしゃ)
男:ヤクシャ yakṣa 女:ヤクシニー yakṣinī
古代インド神話に登場する鬼神。毘沙門天の眷属だといわれる。

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乾闥婆(けんだつば)
ガンダルヴァ gandharva
インド神話では、帝釈天に仕える半神半獣の楽団に属し、神々が集まる宮殿において、美しい音楽を奏でる役割を担っている。神々の飲む霊薬「ソーマ」を守る役も果たしている。香を食事とし、身体からも芳しい香りを放つ。乾闥婆の妻は、天女のアプサラスである。

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阿修羅(あしゅら)
アスラ asura
意訳は非天。阿修羅は、元は天上界の神だったが、帝釈天との戦いに敗れて、海中に落とされ神の位も剥奪された。争いを好む。

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迦楼羅(かるら)
(巴)ガルダ garuda
インド神話ではヴィシュヌ神の乗り物とされ、蛇や龍を食べて退治する。鳥頭人身有翼である。インドネシアの国営航空会社のシンボルであり、日本のカラス天狗のモデルだともいわれる。

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緊那羅(きんなら)
キンナラ kimnara
歌の上手な音楽の神。男性の緊那羅は半人半馬で、女性の緊那羅はキンナリーと呼ばれ、美しい天女の姿をしている。半人半馬のため人非人ともいう。

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摩侯羅伽(まごらが)
マゴラガ mahoraga
「大きな蛇」の意味。音楽神。身体が人間で、首から上がニシキヘビのような姿をしている。

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用語の意味-2
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