仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 27

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ダルマ太郎 2024/06/01 (土) 13:31:22 修正

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⑥有相の諸相好を遣って諸相好を示現する
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経)
 而も実には相非相の色なし 一切の有相眼の対絶せり
 無相の相にして有相の身なり 衆生身相の相も亦然なり

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訳)
 このように特徴のある姿をされていますが
 実際には 相があるとかないということを
 超越された方であり
 すべての相は 見たままではありません
 真実としては 相はありませんが
 人々のために 相を持って現れられました
 人々の相も またその通りです

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⑦相の用
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経)
 能く衆生をして歓喜し礼して
 心を投じ敬を表して慇懃なることを成ぜしむ
 是れ自高我慢の除こるに因って
 是の如き妙色の躯を成就したまえり

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訳)
 人々は そのような仏さまの相をみて
 喜び 礼拝をなして
 心から帰依をし 敬意を表して
 真心を込めるようになります
 仏は 驕り高ぶりを捨てることによって
 このような素晴らしい相を得られました

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有相の諸相好をのこって諸相好を示現する
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