仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 26

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ダルマ太郎 2024/06/01 (土) 11:39:04 修正

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⑤三十二相に約して内証身を歎ず 訳
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訳)
 姿かたちとして 示されるのは
 身の丈 一丈六尺(4.8m)
 身体中より 紫金の光を発し
 姿勢正しく まわりを照らされ
 際立った存在です
 眉間の白い毛は月のように旋り
 うなじからは太陽のような光が四方に放射し
 頭髪は渦を巻き紺青色で
 頭頂は高く盛り上がっておられます
 眼は清らかでまるで鏡のようであり
 まぶたは上下にまじろぎます
 眉は紺色でスラリとのび
 口と頬は よく整っています
 唇と舌は赤く丹華のようで
 歯は雪のように白く
 四十本が揃っています
 額は広く 鼻は長く 面門は開いており
 胸には卍があり
 獅子のように胸を張っています
 手足は柔らかく車のような紋があり
 腋と手のひらには細い線があって
 内外に握ることができます
 手は長く指は細く真っ直ぐで
 皮膚のきめは細かく
 毛は右に渦巻いています
 くるぶしと膝は美しく現われていて
 性器は馬のように隠れており
 筋は細く鎖骨はしっかりとしています
 足は まるで鹿のように伸びています
 前も後も美しく清浄であって垢がありません
 濁った水に入っても汚れず
 塵も身体に付きません
 このように仏は三十二相があり
 細かく見れば八十種の
 よき相をお持ちです

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三十二相に約して内証身を歎ず 訳
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