仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 25

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ダルマ太郎 2024/06/01 (土) 11:32:15 修正

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⑤三十二相に約して内証身を歎ず
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経)
 示して丈六紫金の(ひかり)を為し 
 方整照曜(ほうしょうしょうよう)として甚だ明徹(みょうてつ)なり
 毫相(ごうそう)月のごとく旋り
 (うなじ)に日の光あり 
 旋髪紺青(せんぱつこんじょう)にして
 (いただ)きに肉髻(にくけ)あり
 淨眼明鏡(じょうげんみょうきょう)のごとく上下に(まじろ)ぎ 
 眉しょう紺舒(こんじょ)にして
 (ただ)しき口頬(くきょう)なり
 唇舌(しんぜつ) 赤好(しゃっこう)にして
 丹華(たんげ)(ごと)く 
 白歯(びゃくし)の四十なる()珂雪(かせつ)のごとし
 額広く鼻(なが)く面門開け 
 胸に万字を表して師子の(むね)なり
 手足柔輭(にゅうなん)にして千輻(せんぷく)を具え 
 腋掌合縵(やくしょうごうまん)あって内外に握れり
 臂修肘長(ひしゅちょうちょう)にして指直く細し 
 皮膚細輭(さいなん)にして毛右に(めぐ)れり
 踝膝露現(かしつろげん)
 陰馬蔵(おんめぞう)にして 
 細筋鎖骨(さいこんさこつ) 鹿膊脹(ろくせんちょう)なり
 表裏映徹(ひょうりようてつ)し 浄くして垢なし 
 濁水(じょくすい)も染むるなく塵を受けず
 是の如き等の相三十二あり 
 八十種好(はちじっしゅごう)見るべきに似たり

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⑤三十二相に約して内証身を歎ず
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