仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 24

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ダルマ太郎 2024/06/01 (土) 01:06:37 修正

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用語の意味-2
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六神通(ろくじんずう)
シャド・アビジュニャー şađ-abhijñā
仏教において仏・菩薩などが持っているとされる六種の超人的な能力。六種の神通力。六通ともよばれ、止観の瞑想修行において、止行(禅定)による三昧の次に、観行(ヴィパッサナー)に移行した際に得られる、自在な境地を表現したものである。

神足通(じんそくつう)
自由自在に自分の思う場所に思う姿で行き来でき、思いどおりに外界のものを変えることのできる力。飛行や水面歩行、壁歩き、すり抜け等をし得る力。

天耳通(てんにつう)
世界すべての声や音を聞き取り、聞き分けることができる力。

他心通(たしんつう)
他人の心の中をすべて読み取る力。

宿命通(しゅくみょうつう)
自他の過去の出来事や生活、前世をすべて知る力。

天眼通(てんげんつう)
一切の衆生の業による生死を遍知する智慧。一切の衆生の輪廻転生を見る力。

漏尽通(ろじんつう)
煩悩が尽きて、今生を最後に二度と迷いの世界に生まれないことを知る智慧。生まれ変わることはなくなったと知る力。

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三十七道品(さんじゅうしちどうほん)
菩提(覚り)に至るための三十七の修行法。四念処、四正勤、四神足、五根、五力、七覚支、八正道。

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慈悲(じひ)
慈は、マイトリー maitrī の訳。ミトラ mitra からつくられた抽象名詞。マイトリーは、友情・親切・慈善の意味。ミトラは、友人・友情の意味。与楽。
悲は、カルナー karuṇā の訳。「人々の苦を抜きたい」という心。抜苦。

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十力
仏や菩薩が持つ10種の力のこと。

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四無畏(しむい)
仏・菩薩が説法する際に抱く、畏 (おそ) れることのない4種の自信。 仏では、一切智無畏・漏永尽無畏・説障道無畏・説尽苦道無畏、菩薩では、能持無畏・知根無畏・決疑無畏・答報無畏。

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用語の意味-2
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