仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 16

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ダルマ太郎 2024/05/29 (水) 10:04:37 修正

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2)声聞衆の名を列ね数を唱え徳を歎ず
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経:其の比丘の名を、大智舎利弗(だいちしゃりほつ)神通目揵連(じんつうもくけんれん)慧命須菩提(えみょうしゅぼだい)摩訶迦旃延(まかかせんねん)弥多羅尼子富楼那(みたらにしふるな)阿若憍陳如(あにゃきょうぢんにょ)等・天眼阿那律(てんげんあなりつ)持律優婆離(じりつうばり)侍者阿難(じしゃあなん)仏子羅雲(ぶっしらうん)優波難佗(うばなんだ)離波多(りはた)劫賓那(こうひんな)薄拘羅(はくら)阿周陀(あしゅうだ)莎伽陀(しゃかだ)頭陀大迦葉(ずだだいかしょう)優楼頻螺迦葉(うるびんらかしょう)伽耶迦葉(がやかしょう)那提迦葉(なだいかしょう)という。是の如き等の比丘万二千人あり。皆阿羅漢にして、諸の結漏(けつろ)を尽くして復縛著(ばくぢゃく)なく、真正解脱なり。
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訳:この出家者の名を、大智舎利弗(だいちしゃりほつ)神通目揵連(じんつうもくけんれん)慧命須菩提(えみょうしゅぼだい)摩訶迦旃延(まかかせんねん)弥多羅尼子富楼那(みたらにしふるな)阿若憍陳如(あにゃきょうぢんにょ)等・天眼阿那律(てんげんあなりつ)持律優婆離(じりつうばり)侍者阿難(じしゃあなん)仏子羅雲(ぶっしらうん)優波難佗(うばなんだ)離波多(りはた)劫賓那(こうひんな)薄拘羅(はくら)阿周陀(あしゅうだ)莎伽陀(しゃかだ)頭陀大迦葉(ずだだいかしょう)優楼頻螺迦葉(うるびんらかしょう)伽耶迦葉(がやかしょう)那提迦葉(なだいかしょう)といいます。このような人たちが一万二千人いました。皆、聖者の位であり、様々な心の結びや煩悩を滅し、また執着がなく、真に迷いから脱した者たちです。
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用語の意味
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比丘(びく)
ビクシュ bhikṣu
出家して具足戒を受けた男性修行者のこと。

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阿羅漢(あらかん)
アルハット arhat
仏教において最高の悟りを得た、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができるという。もともとは、如来の別称だったが、部派仏教時代に声聞の聖者のことを指すようになった。

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結漏(けつろ)
煩悩による束縛と輪廻。

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縛著(ばくぢゃく)
ヤントリタ yantrita
束縛。

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解脱(げだつ)
ヴィモークシャ vimokṣa
煩悩に縛られていることから解放され、迷いの苦を脱すること。

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声聞衆の名を列ね数を唱え徳を歎ず
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