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(c)自利
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経:これ諸の衆生の真善知識、これ諸の衆生の大良福田、これ諸の衆生の請せざるの師、これ諸の衆生の安穏の楽処・救処・護処・大依止処なり。処処に衆生の為に、大良導師・大導師と作る。よく衆生の盲いたるが為には、しかも眼目を作し、
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訳:この菩薩は、人々の真の善き友です。善の心を育てる素晴らしい田畑であり、困った時に招いていなくても現れる師であり、人々に安らぎを与える人、救う人、護る人、心のよりどころとなる人です。どこにあっても、人々のために、立派なリーダーとなります。もし、人が真理を見る眼を塞いでいたならば、眼を開かせる縁となり、真理を聞かない者、嗅がない者、味わわない者には、真理を体験できるように縁となって、ありのままを感じられるように関わり、心が狂って荒れ乱れている者には、心を落ち着かせ正気に戻るように関わります。この菩薩たちは、まるで船長のようです。人々を船に乗せ、迷いの岸から、安らぎの岸へと送ります。また、優れた医者のようです。あらゆる病状を知っており、多くの薬の効果にも通じており、患者に適した薬が何かを見極め、病気に応じた薬を授け、人々はその薬を服します。また、腕のいい調教師のようです。行いに乱れがありません。どのように荒れた象であっても、馬であっても、調教する術を持っています。それは、勇ましい獅子が威厳をもって、どのような獣であっても従わせるようなものです。
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自利
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