仏教のお話

無量義経:徳行品第一 / 12

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ダルマ太郎 2024/05/28 (火) 22:49:16

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用語の意味-1
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根性欲(こんじょうよく)
機根・性質(習性)・欲望の略。機根とは、教えを理解し実践する能力のこと。対機説法の「機」とは、機根のこと。

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陀羅尼(だらに)
ダーラニー dhāraṇī
「記憶して忘れない」ということ。本来は、仏教修行者が覚えるべき教えや作法などをしっかりと記憶することを言った。後に変じて、「記憶する呪文」のことをいうようになった。意訳して総持、能持、能遮等ともいう。意味よりも音に効力があるとされるため、サンスクリットの音写である。

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無礙弁才(むげべんざい)
無礙は、障害、妨げのないこと。弁才は、巧みに話す能力のこと。

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法輪(ほうりん)
ダルマ・チャクラ dharma-cakra
仏教の教義、特に釈尊が説いた四諦・八正道の別称。輪は、インドの円盤型の武器のこと。チャクラムという。教えを聞いた人が、煩悩を砕く様をチャクラムに喩えている。法輪(教え)を他者に伝えることを転法輪といい、釈尊が鹿野園で五比丘に対して初めて教えを説いたことを初転法輪という。

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涅槃(ねはん)
ニルヴァーナ nirvāṇa
直訳すれば、「吹き消す」こと。燃える火を消すこと。煩悩を火に譬え、それを消すことをいう。繰り返す再生の輪廻から解放された状態のこと。解脱の別名。滅、寂滅、滅度、寂、寂静、不生不滅などとも訳される。因縁の無い境地。因縁が無いので、何も生じないし、滅しない。無為。

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解脱(げだつ)
ヴィモクシャ vimokṣa
解放、悟り、自由、放免を手に入れた状態。ヴェーダのウパニシャッドで、前七世紀頃に説かれ始めた。バラモン教では、アートマン・業・輪廻・解脱が中心思想である。仏教でもそれを引き継いでおり、輪廻からの解脱が修行の目的だといわれた。解脱した境地を涅槃という。

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甚深(じんじん)
非常に奥が深いこと

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十二因縁(じゅうにいんねん)
dvādaśāṅgika-pratītyasamutpāda
苦の原因の究明と苦を滅尽について説く法門。無明(むみょう)(ぎょう)(しき)名色(みょうしき)六処(ろくしょ)(そく)(じゅ)(あい)(しゅ)()(しょう)老死(ろうし)という連鎖縁起。

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用語の意味-1
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