仏教のお話

Rの会:方便品第二(後半) / 4

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ダルマ太郎 2024/05/04 (土) 23:51:00

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人一
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経:仏子の心浄く
柔軟にまた利根にして
無量の諸仏の所にして
深妙の道を行ずるあり
この諸の仏子の為に
この大乗経を説く
我 是の如き人
来世に仏道を成ぜんと記す
深心に仏を念じ 
浄戒を修持するを以ての故に
これ等仏を得べしと聞いて
大喜身に充遍す
仏 彼の心行を知れり
故に為に大乗を説く
声聞 もしは菩薩
我が所説の法を聞くこと
乃至 一偈に於てもせば
皆 成仏せんこと疑なし

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R訳:仏の教えを聞く人たちの中には、『心が清く、教えに対して素直で正直な人』がいます。私はその人のために、これから最高の教えを説くのです。私はその人たちが、未来に於いて必ず仏になるということを保証しましょう。このような人たちは、常に心の奥深くで仏を念じている人ですから、未来で『成仏する』ということを聞けば、言い知れぬ大歓喜を心から覚える人たちです。その人が、たとえ声聞であれ、縁覚であれ、そして菩薩であっても、必ず『仏に成る』ことには疑いがありません。
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太郎訳:心が浄く 執着がなく 機根が高く
数多くの諸仏に従って 深く優れた道を行じた
菩薩たちがここにいます この菩薩たちのために
この大乗の教えを説きます
私は この人々に 未来に成仏することを告げます
深く心に仏を念じ 浄い戒律を持ち続け
修めることによって
この人々は成仏するのだと告げます
この言葉によって人々は大喜びします
仏は その人々の行いを知って
その人々のために大乗を説きます
声聞・菩薩が 私の説く真実の教えを
たとえ一句だけ聴いたとしても
その人々は 皆 成仏するのです
そのことに疑いはありません

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人一
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