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略して
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言に寄せて権実二智を讃嘆する
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諸仏の二智を讃嘆する
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経:
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R訳:その時、
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太郎訳:その時に世尊は、瞑想から眼を覚まされると、尊者シャーリプトラに告げました。諸仏の得た智慧は、非常に深く、その智慧を得ることは、非常に難しく、智慧の門にはなかなか入れません。一切の声聞の弟子たちや縁覚の弟子たちでは理解しがたい内容です。人々が得ることの難しい智慧を、諸仏が得ることができたのは、仏は、過去に無数の諸仏を敬い、無数の諸仏の元で修行に修行を重ね、努力精進をしたからです。その結果、多くの人々に知られるようになり、尊敬されるようになりました。非常に深く得ることの難しい真理を覚って成仏した諸仏は、人々の機根に応じて教えを説かれましたが、その教えの内容の奥の奥の真意は人々には、なかなか理解できないものでした。
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権実二智とは
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太郎論:権実二智とは、権智と実智、方便と智慧のことです。法華経では、諸仏の二智を讃嘆し、どのようにして人々を覚りへと導くのか、その智慧と方便の具体的な実践を明かしています。
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諸仏の二智を讃嘆する
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