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R論:〈迹門の教え〉は〈迹仏〉の教え。〈迹仏〉とは、実際にこの世にお生まれになった
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R論:〈本門〉では、本来仏というのは、宇宙のありとあらゆるものを生かしている宇宙の大真理〈大生命〉であるということを明らかにされます。したがって〈本門の教え〉は、自分は宇宙の大真理である〈本仏〉に生かされているのだ。という大事実にめざめよ。というもので、〈智慧〉を一歩超えた素晴らしい魂の感動、本仏の〈大慈悲〉を生き生きと感じる教えです。〈慈悲〉の教えです。
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太郎論:迹仏としての釈尊は、「宇宙の万物万象はこのようになっている」「人間とはこのようなものだ」ということを説いているのでしょうか? おそらくは、縁起のこと、菩薩道のことなのでしょうが、そのことは法華経以前から説かれていますから、法華経で初めて説かれたわけではありません。智慧とは、真理を観察する能力のことなので、現象を通して妙法を覚るためにあります。現象を把握する能力とは違うと思います。
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太郎論:本仏とは、真理を体とする法身仏のことでしょう。真理によって現象が起こりますので、Rの会では、「あらゆるものを生かしている」と表現しているのでしょうね。しかし、大生命という言い方は、何だか神のように思えます。真理を法身仏だと譬えているのに、それをさらに大生命だと譬える必要があるのかが分かりません。実体を観るようになりそうに思えます。
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迹門と本門 迹仏と本仏
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