仏教のお話

Rの会:無量義経 / 46

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ダルマ太郎 2024/03/27 (水) 18:02:01

滅後弘経の仏勅を敬い受く

是の時に大荘厳菩薩摩訶薩、八万の菩薩摩訶薩と即ち座より起って仏所に来詣して、頭面に足を礼し遶ること百千匝して、即ち前んで胡跪し倶共に声を同じゅうして仏に白して言さく、世尊、我等快く世尊の慈愍を蒙りぬ。我等が為に是の甚深微妙無上大乗無量義経を説きたもう。敬んで仏勅を受けて、如来の滅後に於て当に広く是の経典を流布せしめ、普く一切をして受持し読誦し書写し供養せしむべし、唯願わくは憂慮を垂れたもうことなかれ。我等当に願力を以て、普く一切衆生をして此の経を見聞し読誦し書写し供養することを得、是の経の威神の福を得せしむべし。

すると大荘厳菩薩と八万の菩薩たちは一斉に立ち上がり、世尊の御前に進み出て、み足に額をつけて礼拝し、『帰依』の誠を捧げて申し上げました。
「世尊よ。私共に大きなお慈悲をおかけくださったことを、心から感謝申し上げます。私たちは、『法を弘めよ。それこそが大慈大悲』という仏さまのお言いつけを謹んでお受けし、仏さまがお亡くなられた後も、しっかりとこの教えを弘め、あまねく人々がこの教えを信じ、読誦・書写・供養できるように法を弘めます」
と決意を申し上げました。

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