仏教のお話

般若心経 / 7

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ダルマ太郎 2024/05/18 (土) 01:23:19 修正

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色即是空・空即是色-1
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摩訶般若波羅蜜経奉鉢品第二より
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経:舍利弗白佛言。菩薩摩訶薩云何應行般若波羅蜜。佛告舍利弗。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。不見菩薩不見菩薩字。不見般若波羅蜜亦不見我行般若波羅蜜。亦不見我不行般若波羅蜜。何以故。菩薩菩薩字性空。空中無色無受想行識。離色亦無空。離受想行識亦無空。色即是空。空即是色。受想行識即是空。空即是識。何以故。舍利弗。但有名字故謂爲菩提。但有名字故謂爲菩薩。但有名字故謂爲空。所以者何。諸法實性。無生無滅無垢無淨故。菩薩摩訶薩如是行。亦不見生亦不見滅。亦不見垢亦不見淨。何以故。名字是因縁和合作法。但分別憶想假名説。是故菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。不見一切名字。不見故不著
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太郎訳:舎利弗は釈尊に言いました。
「菩薩摩訶薩は、どのようにして智慧の完成の行を行じるのですか?」
釈尊は、舎利弗に告げました。
「菩薩摩訶薩が智慧の完成の行を行じる時、菩薩を見てはいけません。また、菩薩という字を見てはいけません。智慧の完成を見てはいけません。また、私は智慧の完成の行を行じていると見てはいけません。また、私は智慧の完成の行を行じていないと見てはいけません。なぜならば、菩薩・菩薩という字の性は、空だからです。空においては、事物現象は無く、感受作用・想起作用・意志作用・認識作用はありません。事物現象を離れて空は無く、感受作用・想起作用・意志作用・認識作用を離れて空はありません。事物現象、それは空であり、空、それは事物現象です。感受作用・想起作用・意志作用・認識作用は、即ち空であり、空は、即ち認識作用です。なぜならば、舎利弗よ。ただ名と字が有るから、菩提というのです。ただ名と字が有るから菩薩というのです。ただ名と字が有るから空というのです。そのことが、何故言えるのかというと、諸々の真実の性は、生じることが無く、滅することが無く、垢が無く、浄くはありません。そのことから、菩薩摩訶薩は、このように行じて、生を見ず、滅を見ず、垢を見ず、浄を見ません。なぜならば、名と字は因縁が和合することによって作られるからです。ただ、分けてみて、推測して想像することによって、仮に名を用いて説きます。これによって、菩薩摩訶薩は、智慧の完成の行を行じる時は、一切の名と字を見ず、見ないことによって執着しません」

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色即是空・空即是色-1
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