仏教のお話

般若心経 / 15

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ダルマ太郎 2024/05/21 (火) 22:30:52

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摩訶般若波羅蜜経相行品第十の解釈
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舎利弗が須菩提に、「菩薩が智慧の完成の行を行じる時、どのように方便を用いるのですか?」と質問し、それに須菩提が答えます。須菩提は、解空第一と呼ばれるほどに、空を理解している弟子です。多くの般若経で、釈尊と問答をしています。

須菩提は答えました。それは、あらゆることを定義しないことだといいます。五蘊(物質的現象・感受作用・想起作用・意志作用・認識作用)を定義しないし、五蘊の特徴を定義しません。また、五蘊が常だと定義しないし、無常だと定義しません。五蘊が楽だと定義しないし、苦だと定義しません。五蘊が我だと定義しないし、無我だと定義しません。五蘊が空・無相・無作だと定義しません。五蘊が離れていると定義しないし、寂滅(涅槃)だと定義しません。

なぜ定義しないのかというと五蘊が空だからです。実体が無いので定義はできません。しかし、説法の時、定義するのは方便です。よって、定義すること、定義しないことを受けません。
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摩訶般若波羅蜜経相行品第十の解釈
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