仏教のお話

般若心経 / 14

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ダルマ太郎 2024/05/21 (火) 20:56:56 修正

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色即是空・空即是色-4
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摩訶般若波羅蜜経相行品第十
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経:舍利弗問須菩提。云何當知菩薩摩訶薩行般若波羅蜜有方便。須菩提語舍利弗。若菩薩摩訶薩欲行般若波羅蜜時。不行色不行受想行識。不行色相不行受想行識相。不行色受想行識常。不行色受想行識無常。不行色受想行識樂。不行色受想行識苦。不行色受想行識我。不行色受想行識無我。不行色受想行識空。不行色受想行識無相。不行色受想行識無作。不行色受想行識離。不行色受想行識寂滅。何以故。舍利弗。是色空爲非色。離空無色離色無空。色即是空空即是色。受想行識空爲非識。離空無識離識無空。空即是識識即是空。乃至十八不共法空。爲非十八不共法。離空無十八不共法。離十八不共法無空。空即是十八不共法。十八不共法即是空。如是舍利弗。當知是菩薩摩訶薩行般若波羅蜜有方便。是菩薩摩訶薩如是行。般若波羅蜜。能得阿耨多羅三藐三菩提。是菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。行亦不受不行亦不受。行不行亦不受。非行非不行亦不受。不受亦不受。
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太郎訳:舎利弗は、須菩提に問いました。なぜ、菩薩は智慧の完成を行じるとき、方便が有ると知ることができるのですか? 須菩提は舎利弗に語りました。もし菩薩が、智慧の完成の行を欲するのなら、物質的現象を定義しません。感受作用・想起作用・意志作用・認識作用を定義しません。物質的現象の特徴を定義しません。感受作用・想起作用・意志作用・認識作用の特徴を定義しません。五蘊(物質的現象・感受作用・想起作用・意志作用・認識作用)が常住だと定義しません。五蘊が無常だと定義しません。五蘊が楽だと定義しません。五蘊が苦だと定義しません。五蘊が我だと定義しません。五蘊が無我だと定義しません。五蘊が空だと定義しません。五蘊が無相だと定義しません。五蘊が無作だと定義しません。五蘊が離れていると定義しません。五蘊が寂滅だと定義しません。

なぜならば、舎利弗よ。これは、物質的現象が空なので、物質的現象ではないからです。空から離れて物質的現象は無く、物質的現象を離れて空はありません。物質的現象、それは即ち空であり、空、それは即ち物質的現象です。感受作用・想起作用・意志作用・認識作用が空なので、認識作用ではありません。空から離れて認識作用はなく、認識作用を離れて空はありません。空は、即ち認識作用であり、認識作用は、即ち空です。ないし、十八不共法は空なので、十八不共法ではありません。空から離れて十八不共法はありません。十八不共法から離れて空はありません。空は、即ち十八不共法です。十八不共法は、即ち空です。

舎利弗よ。このことを、よく知っておいてください。この菩薩が、智慧の完成の修行をするとき、方便を用います。この菩薩が、このように行じれば、智慧は完成し、よく無上の覚りを得ることができます。この菩薩が、智慧の完成の行を行じる時、定義を受けるのではなく、定義をしないことを受けるのではありません。定義をすること、定義をしないことを受けません。定義を否定すること、定義をしないことを否定することを受けません。また、受けないことを受けません。
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色即是空・空即是色-4
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