データ測定の省力を狙って航空機の物理モデルを探った結果、面白いことが分かった。各control surface(rudder, aileron, elevator)はdatamine中のpowerLossとeffectiveSpeedで作動角に制限がかかる。f-16の9G制限はこれで掛けてると思われ。またScimitarのyaw効きが悪いのもpowerLossが2.8と高速域で急激に作動角制限がかかるのが原因。(左F-16 右Scimitar)。
本題としてどう使うかだけど、トリム旋回はこの作動角制限を超えてあらゆる速度帯で作動角100%にできる。逆にトリム旋回が有用か否かは作動角制限がキツイ機体かどうか(powerloss大、effectivespeed小かどうか)を見れば良い。Scimitarも物理モデルとしてヨーの効きが悪いのではなく制限掛かってるだけなのでヨートリム使って制限突破すれば効きが改善すると思われ(使い道ねぇ)。またマウス操作でコブラ機動等のポストストール機動が出来ないのはcritical AoA制限で作動角制限がかかるため(例え回復処置だとしても効かないのでdrakenのフラットスピンを立て直せない側面もあり)。
WT内のトリムは作動角をオフセットするだけで、現実のようにトリム専用に個別の可動翼があるわけではなさそう。
flap position毎に揚力係数(CLmax)が指定されててCLmaxにほぼ比例して旋回性能が向上する。よってflap毎のCLmaxの差を見れば効果の程が分かる。ただし抵抗係数(CDmin: drag coefficient)の増加も確認して維持旋回の悪化も見ないといけないが。
通報 ...
すばらしい!
これ保存できる場所ないかな?雑談の流れの早い履歴に埋めておくにはあまりに勿体無い
ちなみにSB操作マンから補足するとCAoA78%でリミットかかるのは操作として妥当だと思う。単純に失速してくれるだけならいいんだけど、片翼失速からのスピンとかするので。F-16は従来Gリミッタとして操縦制限かけてると言われてるけど、IAS基準動作なら高空に行くほど低いGで作動しちゃうから再現度としてもハテナついちゃうなぁ。あ、WT技術部のコメにこの木のリンク貼り付けさせてもらいました。
少なくとも翼の耐久性で負荷(G)の生のデータを引っ張ってパラメータで規定出来てるのは間違いないので、わざわざ速度を基準に制限するのはよく分からんのだよな。あーアレか、GLimiterのシステムが作れてないから既存の速度に対する軌道制限を流用して再現しようとしているのが今のF-16か。再現性で事故ってるってより新システムになるからパラメータの実装が間に合ってないだけっぽいしこれはしゃーないな。流石にG制限抜きにしちゃうのはヤバすぎるしCAoAでリミットかけられるならマウスエイムオンリーならCGでリミットかけられそうだけど、SB操作が抜け穴になるんだろうなぁ感(ただし、ジョイスティック民ならトリムとエレベータと両方同じ軸に設定できちゃうからちょっと有利みたいなのは抜け穴として残ってる)
他にもparameterは沢山あるので技術板にdatamine項を作ってくれたら追記する。
cAoA制限だと空SBと違ってcAoA管理しなくてもstallしないのは楽(G制限だとcAoAが100%こえてstallする領域が出てくるので)。stallできないのでmig-29やj35みたいな高機動機には重しだけど。RBはまだカジュアルな面があるね(レシプロエンジントルクが無視されてるとか※full real control[マウスジョイ]モードにすると発現する)
実はwt toolsの中で言及されていたんだが、分離してデータマインの項目作ったよ