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航空機に関する質問を解決しあうスレ / 1670

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1670
名前なし 2024/04/29 (月) 04:02:55 e0b0e@93feb

日本の輸送船団護衛について戦後アメリカ軍は雲鷹など特設空母を使うより陸から哨戒機を飛ばすべきだったと評していますが、何故日本はそうしなかったのでしょうか?

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  • 1671

    ラバウルなんかでは仰る通り陸海共同で陸上機での対潜哨戒やって一定の成果上げてるんだけども(『秘めたる空戦』(光人社刊)では陸軍二式複戦が海軍哨戒機と時間交代する描写がある)、ミッドウェー以降になると制空権、制海権がない(それを確保するための正規空母や戦闘機、熟練兵を失っていて補充不能)ので陸上から対潜哨戒機飛ばしてもぼんぼこ落とされる(二式大艇などが対潜哨戒中に空母艦載機に襲われてる証言・映像は多数現存)などの諸問題を解決できず、末期は駆逐艦や空母、戦艦に至るまで戦闘艦をかき集めて護衛戦闘機なしで強行輸送するハメになった。 / あと、根本的な話として、自国内に油田があってばんばん石油資源使いまくってた週刊空母なアメリカさんと、石油資源がないので国外から必死でかき集めて節約して使ってる日本とでは(そうすべきと理解してても、現実問題として)取れる戦略の幅が違う。

  • 1672
    名前なし 2024/04/29 (月) 20:10:21 修正 69317@4f5b3 >> 1670

    各鎮守府の内戦航空隊、901空などを始めとする外戦航空隊、さらに陸攻等の練習航空隊に陸軍航空隊まで駆り出して対潜哨戒と言うのを行っています。ですが、戦時中に試算として出された哨戒機2000機(だったはず)の半分かそれ以下を揃えるのがやっと、というくらい航空機の絶対的な数が不足していたのが実情です。後、空母は元々は飛行場の少ない中部太平洋方面への輸送に使う予定だったのが、様々な事情から南西方面に送られたと言う事情もあります。

  • 1673

    対潜哨戒に爆撃機を使い特設空母に零戦等を載せて護衛に当たらせるみたいなことはできなかったのかと考えていましたがやはり人も航空機も足りていなかったのですね。

    1675

    あと、当時の対潜哨戒は投下式電波音響探査ソナーブイとかがあるはずもなく、対潜爆装機が空中から目視で船団周辺を旋回飛行して「攻撃深度まで『浮上』してきた潜水艦を目視確認後、攻撃」という手法しかなく、かつ透明度が高くて空中から海底まで丸見えだった南方ならまだしも、透明度が低く少し波が立っただけで潜望鏡深度でも視認できないことがある日本近海では航空機が足りていても木さんが仰るくらいの完全完璧な対潜網というのは構築できなかったと思われ。 / 逆の事例でいうと、対潜哨戒機ばんばん飛ばした上で戦闘艦を多数対潜哨戒に割り当ててるアメリカ自身も開戦初期から末期に至るまで日本軍潜水艦から空母含む戦闘艦を魚雷攻撃で撃沈されてます(末期の戦果は重巡インディアナポリスが1945年7月末日に原爆輸送任務の帰途、伊58に撃沈された事例が有名)。

    1677

    追加情報ありがとうございます。