名前なし
2020/06/20 (土) 01:51:37
00488@b9dd4
なんでheatfsとapfsdsでは複合装甲に対しての貫徹力に差が出るんですか?侵徹の原理は結局どちらも高圧力によるものだったと思うのですが。
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これはheatfsが生成するメタルジェットの方が重量が軽く、圧力のかかる面積も広いからなのでしょうか?
この質問が出てくるってことはwikiの成形炸薬弾の項目を読んでの疑問なのかな?実はそんなに難しい理由はなくて、セラミック層をもつ複合装甲に対してはユゴニオ弾性限界を利用した侵徹は金属に比べて非常に難易度が高いけど、APFSDSは弾頭自体に運動エネルギーがあるから、鉄板にAP弾撃つのと同じような破壊の仕方もできる。つまり、通常の装甲は物理攻撃(AP)にある程度耐性があるから魔法攻撃(HEAT)使えばらくらく抜けるけど、複合装甲は魔法防御がめちゃ強いので、物理魔法(APFSDS)で魔法攻撃しながら物理的にぶん殴るのが有効ということ。wikiの項目にあるHEATによるメタルジェットの持つ運動エネルギーに関する記述は、APFSDSの弾頭が持つ運動エネルギーとの差異を示すための文章だと思うから、囚われすぎないでいいと思う。(という解釈を私はしてる)
APFSDSは運動エネルギーで貫通するんだけど、HEATFSは物理現象を利用して装甲を食い破る代物だから。確かにAPFSDSも高圧を得て侵徹するけど、それは弾体自体が強力な運動エネルギーをもっているから、結果的に高圧が得られて侵徹できる。一方、HEATFSは弾頭内で高圧を作り出し、それを敵の装甲にぶつけることで、運動エネルギーがなくてもAPFSDSのによってもたらされる結果(超高圧をぶつけられた金属がユゴニオ弾性限界を向えて液体のように振る舞う状態)だけを得られる。なので侵徹の原理としてユゴニオ弾性限界を利用しているのは両者同じだけれど、APFSDSは弾頭の運動エネルギーの減衰に影響を受ける一方、HEATFSは弾頭の運動エネルギーに関わらず同じ貫徹力を得られる。ここが差になって現れるよ。
メタルジェットはすでに崩壊しているから。あれは要するに超高速水鉄砲
それは、安定して力をかけ続けることができないという解釈であってますか?
ありがとうございました。
材質の問題では? HEATのライナーは通常銅でできているが、ユゴニオ弾性限界は銅<鋼鉄<タングステン<セラミックになる。セラミック等を使った複合装甲はタングステンや劣化ウランでできたAPFSDSにも有効だが、よりユゴニオ弾性限界の低いHEATの銅製ライナーに対してより有効ってことだと思う。
HEATはすでに疑似流体化していて、APFSDSは着弾まで固体であることの違いだよ
メタルジェットも可塑性のある固体金属だよ。ユゴニオ弾性限界が異なる材質と接触した場合の問題が無くなるわけではないでしょ。
積層構造の装甲を抜く際に違う材質に当たる瞬間に疑似流体のメタルジェットは貫徹力をロスしやすいらしいがこの辺の真偽は正直さっぱりわからん。本当に調べたいならこんな場末の掲示板で聞くのはやめた方がいいと思う