名もない管理人
2023/12/03 (日) 22:57:05
cbd27@e2009
今更ながら、最後のエイハブの言動が理解できた。
エイハブはイシュメールに自分を殺すよう誘導していたが、仮にそうなったとしたら結局「白鯨を仕留める」という目標をイシュメールに奪われることになりそうなものだ。
しかし船員たちを"もはやコイツらはエイハブだ"と評したり、復讐へと突き進むイシュメールを自分と同類だと言うあたり、エイハブにとって船員たちは道具の(すなわち自分の)延長にすぎないのだ。自分の手袋は掘り出したダイヤモンドを奪うことがないように、道具を用いたとしても得られるものにはなんの影響もない。掘ったのも、それを得るのも自分なのだ。だから自分に染まった
だがイシュメールは、エイハブによって塗りつぶされていた自分を断ち切り自分の意思で銛を投げた。イシュメールはエイハブの支配を乗り越えたんだ。その瞬間からイシュメールはエイハブの道具では無くなり、同時に白鯨もエイハブのものにはならなくなった。永遠に。自分の最期にしても良いほど望んでいた白鯨を
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